HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第699話≪就職希望者と企業との間にミスマッチ(中小企業白書が指摘)≫

2009年05月11日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、中小企業庁が4月24日に「中小企業白書(2009年版)」を発表しています。
 
 その中で、製造業や建設業で人手が余り、医療・福祉分野は人手不足しており、希望者と実際の求人にミスマッチがあり、「人材の橋渡しと支援が重要」と指摘しています。

 詳細は「中小企業白書(2009年版)」をクリックしてお読みください。
 
 以下に内容の項目の1部を抜粋しておきます。

 ◆第1章 2008年度における中小企業を巡る経済金融情勢
  ・世界的な金融危機が発生し、世界経済が減速する中、輸出産業の減産が中小製造業の受注の大幅な減少をもたらすなど、中小企業の業況や資金繰りが、急速・大幅に悪化。
  ・こうした急激な中小企業の経営環境の悪化に対し、政府は、30兆円規模の資金繰り対策、下請取引の適正化等、中小企業への支援策の拡充・実施に注力。今後とも積極的な支援が必要。

 ◆第2章 中小企業による市場の創造と開拓
  かつてない内外需の減少の中で、変化しつつある市場ニーズを把握し直し、中小企業ならではの知恵と工夫を活かした製品・サービスの開発等(イノベーション)に取り組んでいくための現状と課題を分析。
  ・中小企業のイノベーションの特徴
   中小企業にとってイノベーションは、研究開発活動による技術革新だけでなく、創意工夫、生産方法の改善等、自らの事業の進歩を実現することを広く包含。その特徴は、経営者のリーダーシップの発揮であり、中小企業の
強みを活かしたイノベーションの実現が重要。
  ・販路の開拓に向けた取組
   顧客のニーズを把握するためのモノ作りとサービスの融合、農商工連携、IT活用による顧客開拓、海外市場の開拓等を通じた、販路開拓が重要。
  ・イノベーションを支える経営資源(知的財産、人材、資金)
   中小企業による知的財産の戦略的な保護・活用、技術・技能の承継等による人材育成、各分野の専門人材との連携等による金融機関の目利き能力の向上等が必要。

 ◆第3章 中小企業の雇用動向と人材の確保・育成
  雇用情勢が悪化する中、中小企業で働く人材を巡る実態を示し、人材の確保・育成に向けた課題を分析。
  ・雇用の現状とミスマッチの状況
   中小企業全体の雇用過剰感は高まっているが、引き続き不足感のある中小企業もあり、中長期的に見て最も重要な経営資源である人材の確保に向け業種を超えた人材の橋渡しが必要
  ・仕事のやりがい等と人材育成
   大企業と中小企業で仕事のやりがいにほとんど差はない。中小企業は、小さい組織を活かし、経営者と従業員のコミュニケーションを高めることにより、従業員の意欲と能力を向上させていくことが重要。

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