HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第196話≪工業高校:技術者養成へ底上げ 経産省がカリキュラム開発≫

2006年03月15日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、3月12日付けの毎日新聞に「工業高校:技術者養成へ底上げ 経産省がカリキュラム開発」というタイトルで掲載されておりましたので、本文を複写し掲載しておきます。


 経済産業省は11日、文部科学省とともに工業高校のカリキュラム(教育課程)開発に乗り出す方針を明らかにした。団塊の世代の技術者が07年以降、大量に定年退職するため、技能を伝承して国内製造業の基盤を支えるには、工業高校での教育の底上げが不可欠と判断した。産業界や工業大学とも連携し、3年程度で新カリキュラムをつくる。5月にまとめる新経済成長戦略で、この取り組みを人材育成策の柱に位置付ける。

 カリキュラム開発は、地域の特性を生かすため、おおむね都道府県単位で行う。都道府県教育委員会の募集に応じた工業高校と、地元の企業や工業大学などが組んで開発主体になる。経産省は、そこに開発委託費として年間約1000万円を3年間支給する。全国約50地域が対象になると想定、予算規模は年間約5億円になる。

 具体的には、仕事を短期間体験するインターンシップを、単位として取得する授業に位置づけるなど、企業の技術者や高校の教員、大学の研究者が知恵を寄せ合って、現場に直結する実践的なカリキュラム作りを目指す。

 経産省によると、工業高校と地元企業は昭和30年代ごろまでは連携していたが、企業の急速な技術進歩に伴って、企業が求める実践的技術と教育内容との隔たりが大きくなり、関係は薄れた。教員の指導力低下や高校の施設の老朽化もあり、製造業を支える基礎教育の弱体化が進んでいた。