HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第161話≪専門高校の新しい学校づくり≫

2006年01月01日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

   みなさん、あけましておめでとう!!!

  福澤諭吉翁の「心訓」(こころのおしえ) を年頭にお贈りしますが、残念ながらこの心訓は福澤先生の言葉ではない。どこかの智恵者が勝手に、それもどうやら戦後になってしばらくしてから作り上げ、それをさも先生の発言であるかのように「福澤心訓」などと勿体らしく銘打ったにすぎない真赤な偽作である。
 しかし、下記の心訓は、HageOyajiにとって、有意義な考えと思いますので、ご紹介しておきます。

   ・世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つことです。
   ・世の中で一番みじめなことは、人間として教養のないことです。
   ・世の中で一番寂しいことは、する仕事のないことです。
   ・世の中で一番醜いことは、他人の生活をうらやむことです。
   ・世の中で一番偉いことは、人のために奉仕し、決して恩にきせないことです。
   ・世の中で一番美しいことは、総てのものに愛情を持つことです。
   ・世の中で一番悲しいことは、嘘をつくことです。



 さて、昨年の暮れが押し迫った12月26日に朝日新聞に≪専門高校、目立つ「進化」≫という、タイトルで、約75万人の生徒が学ぶ、商業、工業などの専門高校の変容振りを特集しております。

 全国の各教育委員会の中でも、東京都、大阪府、神奈川県、沖縄県など積極的に進化を遂げている様子、即ち積極的に「学校づくり」をしている内容が記載してあります。これから検討に入ろうとしている教育委員会はHageOyajiの目線からすると、かなり遅れを取っている地域でしょうね。

 商業高校は将来のアントレプレナーを目指した、模擬会社を授業に取り入れ、工業高校は校名を工科高や科学技術高校(例、神戸市立科学技術高校、東京都立科学技術高校、福井県立科学技術高等学校)に改め、ものづくり教育を推進しています。かって職業高校と呼ばれていた専門高校を新しい21世紀型の社会の変化に合わせた新しい姿なのです。


 現在の専門高校は、約1900校あり、工業、商業、農業から家庭、看護、水産、福祉まで幅広く各分野をカバーしています。以前は職業高校と呼ばれていましたが、10年前、旧文部省の専門家会議が提言して以来、専門高校の名が定着した。生徒数は今年5月現在、高校生全体の21%。高度成長時代の半分だが、ここ10年は横ばい状態とのことです。


 文部科学省は、先端技術や伝統産業の教育に取り組む「スーパー専門高校」の指定を増やしています。 職業高校と呼ばれていた時代は卒業生の大半が就職しておりましたが、最近は、卒業生の約45%が大学、短大、専門学校への進学しています。バブル崩壊後は、高校を卒業しての就職が厳しくなった事情もありますが、今後は専門高校の進路、即ち、進学指導が大きな課題になってきます。

  既にHageOyaji通信でも模擬会社の話題やものづくり教育の話題を配信

  第55話≪スーパー専門高校 ≫
  第97話≪高校生が運営するネット商店街「学美舎」≫
  第122話≪U-20プログラミング・コンテスト≫
  第138話≪第81回「長商デパート大売出し」11/4~11/6≫
  第145話≪金の卵を産む工業高校の公開授業≫
  第158話≪長野県立駒ヶ根工業高校が燃料電池車を製作≫
  第159話≪三重県立名張高が店舗運営≫

 していますが、みなさんのエリアでは改革が進んでおりますか・・・・