平沢勝栄の第二の故郷・福島県二本松市の根元尚美氏は言う「平沢氏は1996年6月の選挙で、白川勝彦氏と共に反公明党を貫いた。風采がいいわけではないが、特色のある政治家として注目している。自民党の議員全体が小粒になっている中で、官僚出身でありながら個性を持った政治家。期待している」と
また、高橋侃氏は平沢勝栄氏について「テレビや雑誌などでの活躍ぶりはいいが、側近として心配するのは党内から弾が飛んでこないかということだ。そうならないように行動してほしい」と語る。
当時、高橋侃氏葛飾区議会議員(自民党葛飾支部幹事長)は平沢勝栄氏について「党内の階段を登っていく為に各方面ときちんとパイプをつないでおいてほしい。フリーの立場で暴れるだけ暴れて怖がらせるのも一つの手だ。しかし、怖がられるのと嫌われるのとは違う。そばにいる者としてハラハラしている」
平沢勝栄氏について海老原勝・柴又地区後援会長は言う「これまでの政治家は約束しても守ってくれなかった。平沢氏はそういう人ではないとお見受けしている。」と。
平沢勝栄氏について佐藤雅章・葛飾後援会長は言う「平沢氏は自民党の役員になって党内を改革してもらいたい。先輩と喧嘩をしないで手を握れるところは握ってほしい。拉致被害者問題だけでなく天下国家からものを見るような立場に立ってほしい。若手で頼っている人も多い。その指導に当たってほしい。」
続けて平野聡氏は平沢勝栄氏についてこうも語る「今のようにテレビに出ずっぱりだと、政界から出たコメンテーターみたいな形になりかねない。もう少し落ち着いた、政治理念をはっきり持った政治家になってほしい。でも、それが新タイプの政治家なのかな、と思いもしないわけではない」と。
平沢勝栄の政界入りを説得した平野聡は言う「鈴木宗男問題のように皆が怖がって遠巻きしている時も平沢氏は勇敢にコメントした。今までの政治家のイメージからは外れているかもしれないが新しいタイプの政治家になるのでは。北朝鮮による拉致問題もここまで広がりを持ったのは平沢氏らの功績だ」と。
後藤田正晴氏は平沢勝栄氏にこう望む「平沢君には、何か行動を起す時に、ひと腰入れろ」と言いたい。あまりすぐに反応するなということだ。彼の行動は早すぎるんだ。それは危うさにつながりかねない。彼は誰にでも平気で文句を言う。それはそれでいいんだが・・」と。
平沢勝栄氏について後藤田正晴氏は言う「テレビに出て選挙運動するのはいい。しかし自民党についてあからさまに悪口を言うのはよした方がいい。それをやるなら自民党を出なきゃダメだ。党員である以上、反省を求めるという意味で批判するのはいいが、あからさまに言うのはよしたほうがいい」と語る。
平沢勝栄に政界入りを勧め、付きっきりで応援した後藤田正晴・元副総理は言う「彼は自民党批判をしているが、それが自民党にとってマイナスになるかと言えば、決してならない。こう大きく変わらなければならない時期には、平沢君のような人間を抱えこんでいたほうがいい」と。
平沢勝栄氏を取り巻く人々は、これからの平沢勝栄に対して何を期待し、どんな政治家になってもらいたいと考えているのだろうか。それは後日紹介していくとする。
余談であるが、憲法改正に関しては、慶応大学法学部教授・小林節と平沢勝栄氏の共著「憲法、危篤!」(2002年10月、KKベストセラーズ)がある。
平沢勝栄氏が目指しているところを簡潔に言えば「日本を、日本人が安全で豊かな生活を享受できる国、国際社会から尊敬される真の独立国家に変えていく」ということになる。そのためには憲法改正を急ぐべきだ、というのが平沢勝栄の主眼である。
平沢勝栄自身がいう「高邁な理想」とは何であり、それはどんな日本を目指すということなのか。この点については平沢は自著「日本よ国家たれ」(講談社)の中で詳細に語っているので、ここで多くは触れない。
平沢勝栄氏は政治の現状をどう見ているのか。そしてこれからどんな政治を目指す考えなのか。さらに、これまで平沢氏を支持してきた人たちは、平沢勝栄の今後に何を期待しているのだろうか。それはまた後日更新していく。