Gドラフト、堤GM・山下スカウト部長の目は確かか？

今日１０月20日（木）ドラフト会議だ。巨人は複数球団の競合覚悟で創価大・田中投手を１位指名するそうだ。
即戦力としての田中投手の剛速球は魅力だ。

が、はたして評判通りの活躍ができるのだろうか。昨年の桜井１本釣りでスカウトの目は節穴だったことが判明しているから、今年の田中の評価も疑いたくなる。

創価大・田中もまた肩の故障を抱えている。ドラフト直前に球速は戻ったとは言え目を見張るほどの圧倒的な投球ではなさそうだ。

巨人は指導者の育成能力が劣るから高校生を獲得して育てることに消極的だ。本来なら履正社の左腕・寺島を獲得した方が得策だと思うのだが。

フロントが即戦力としてのドラフト戦略を描くというのは、自軍の育成能力を評価していないからだ。その前にフロントスタッフの目は確かかどうか不安だ。

もし田中を獲得できたとして、昨年の桜井と同じ道を歩むような気がしてならない。上り詰めている投手は下るしかない。そんな気がする。

競合してクジを引けなければ、そのあとの指名選手に即戦力は求められない。一発勝負が与える影響は大きい。将来を見つめたドラフト獲得ができない巨人の弱点だ。

結局はＦＡで集めたチームで戦う事になるのだろう。若い選手の将来がまた遠くなりそうだ。同時進行している若手選手の秋季練習が意味あるものになってもらいたいのに。