巨人ファンだが、内閣御用新聞読売と原は大嫌いだ。デタラメ補強で2軍は不良債権がうじゃうじゃ。若者の未来が淋しい。

読売の知恵ってこんなもの。お札が空を舞って、胴上げできず。躍動の若き巨人はどうも見られそうにない。せめて高校野球の上を。

28日(日)トラキチの根城の傍まで潜入してきました。

2015-06-29 | プロ野球
風が涼しい梅雨の晴れ間でした。凶暴なトラが大勢棲むという甲子園に、横浜Dとの戦いを息を潜めて見てまいりました。こんなの、後にも先にもありません。怖かったです。

かねて、読売大阪本社で知人の社員に、「一度甲子園の右翼スタンドで観戦したいのだが」と冗談交じりに聞いたことがある。知人はすぐさま「そんな怖いことお勧めできません」と真顔で答えたことを思い出します。

しかし、28日は「怖いもの見たさ」が優先して、トラキチの甥の誘いに乗って出かけてきた。本拠の右翼スタンドではなかったことは多少の救いだったが、一塁側アルプスの最右翼席。

まあ、球場を見渡せば一面の黄色。レフトスタンドの最上階の一隅にブルーが微かに見える程度だから、一塁側だとか右翼側だとかは全く意味がない。それでも、一塁側はトラのメッカだから真ッ黄ッキなのだ。

遠い昔、もう35年以上も前になるか、甲子園のTG戦だというのに3塁側のスタンドから満員になった時代だから懐かしい。3塁側のチケットがなかなか入手できないのだから想像できますか。

よく言われました「1塁側なら取れますよ」って。そんな時代のことを言えば即座に袋叩きに合いそうですが、その頃は3塁側のベンチの上方とかネット裏の3塁側などに陣取って観戦していましたから・・・

1塁側敵地の、それも一番見苦しい場所で身を縮めて見ていましたから、心身ともに疲れてしまっていつも通りの早朝ウオーキングをパスしてしまいました。

8回頃に、試合の雰囲気としては「決着」。試合後の混雑が気になって早い目に球場を出たかったのですが、トラキチの甥の奴め、ヒーローインタビューを聞いてからという。結局、藤波のインタビューを聞いて混雑の中へ。

敵地の、それも周りの誰もがトラキチの出立の一塁側アルプス。肝心なところで立ち上がるので何も見えない。後ろから聞こえる応援歌が止むことを知らない。一際大きなオバちゃんの声が真後ろから聞こえる。正しくオバちゃん声。

敵地のど真ん中に初潜入して分かりました。「ファンとはこういうものなんだ」ということ。そして、これまでファンと自認してきた自分は何なんだろうと考えさせられてしまった。

野球は静かに見るものではない。選手の投・攻・守に声援を贈り、応援旗を打ち振って我を忘れて応援することがファンなのだ。5万人の声援は選手冥利に尽きることは想像に難くない。

この日、巨人が負けたことを藤波のインタビューの中で聞いた。普段はテレビ画面でしか見ないから巨人の選手のインタビューばかりなのだが、甲子園で聞く藤波のインタビューはなかなかのものだった。

ファンを楽しませるものは何か。敵地で改めて考えさせられた一日だった。トラキチの顔・顔・顔、みんなニコニコ晴れやかだった。おかげで、身に危険は迫らなくてホットしたけど複雑な一日だった。