経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

知的財産も不動産も想像力。

2007-01-20 | イベント・セミナー
 一昨日の特許流通シンポジウム2007in大阪があった西梅田地区(オオサカガーデンシティ)ですが、ビル街になってすっかり変わっていたのには驚きました。前職の銀行勤務時代に、バブルの真っ盛りに大阪で「知的財産」ではなく「不動産」融資の担当をしていたのですが、その頃に計画の図面なんかを見ながらあれこれ想像していたことが形になっているのを見て、ちょっと感慨に浸ってしまいました。

 不動産に比べると知的財産はちょっと見えにくいというのはありますが、自分が多少なりとも関わったものが形になった姿を見るのは、仕事の大きな喜びの一つであると思います。やってる最中はしんどいですが、将来の姿にどれだけ想像力を働かせながら取り組めるかが、楽しく仕事できるかの鍵になるのではないでしょうか。

 それにしても、大阪モード学園・コンピュータ総合学園HALのビル、初めてみるとちょっとビックリです。


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2 コメント

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想像力なき過剰管理は知的貧鈍サイクルをもたらす (久野)
2007-01-23 06:45:42
仕事をする上で、報告、連絡、相談の「ホウレンソウ」が重要であると言うことは一般的には正しいと思います。しかし、想像力をベースとした創造や分析のないまま、ホウレンソウを頻繁に行なったり、PDCAサイクルの高速回転をしても、メンバーは疲弊するだけで、何ら問題解決が出来ない状態になると思います。
発想の柔軟性や自由闊達な議論の気風を失くした忙しく堅苦しいだけのPDCAサイクルは、貧すれば鈍するという知的貧鈍サイクルをもたらします。
苦境に陥って、頑張っているグループは世の中に多いと思いますが、自分達が知的貧鈍サイクルに陥っているかどうかの判断基準のひとつとして、自分達の想像力の発揮のレベルをみてみるというのも必要と思います。
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Unknown (土生)
2007-01-23 21:22:29
久野様、
コメントありがとうございます。
先日、日本版SOX法に詳しい会計士の先生に話を伺ったのですが、この法律によって、形式的な「ホウレンソウ」の負担は、より大変なことになってくるそうです。より意識的に「想像力」を働かせないと、形式的な仕事に埋没してしまうおそれ大です。
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