経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

セミナーのお知らせ

2009-04-07 | お知らせ
 本日は宣伝を1件。
 来週15日(水)に、日本IT特許組合の一般公開セミナーで「これだけはやっておきたいソフトウェアベンダーの特許業務」について講演します。いかにも今のご時勢に乗っかろうとしたような演題ではありますが、「こうやって費用を削減しましょう」みたいな、今はやりのコスト削減のご提案というわけではありません。先日の知財コンサルティングシンポジウムの基調講演でお話をさせていただいた「経営課題に成果を上げる知財活動(⊃特許業務)」の業種特化版ということで、「知財のための知財活動」ではなく「経営課題に対する成果」を意識した特許業務のあり方について考えてみたいと思います。
 一口にソフトウェアベンダーといっても様々な業態がありますが、こと特許に関しては、‘事業にどう効いているのかようわからん’‘侵害があってもどうせわかんないからやってもムダ’など、ネガティブに捉えられていることが多いと思います。では、ソフトウェアベンダーが抱える経営課題に対して、特許業務が成果を上げるということは本当にあり得ないのだろうか。「特許とはこういうものだから→事業にこういう効果があります」ではなく、「事業のこういう課題に対して→特許を使うとこんなことが期待できます」という切り口からのご提案をさせていただきたいと考えています。「特許→事業」か「事業→特許」か、このアプローチの違いは結構大切だと思うのですが。