明日から参議院選が始まる。全国区では、独立総合研究所の青山氏が急遽立候補表明して驚いた。と言うより、木曜日の虎ノ門ニュースを楽しみにしていたのに残念だ。彼には在野から言いたい放題して欲しかったのだが、あまりに北朝鮮の拉致問題が解決しない現状で、残された両親達の高齢化を見ていられなくなったのだそうだ。
さて、翻って山形県では、自民党新人の月野氏、野党統一候補の舟山氏、幸福実現党の城取氏の3人が立候補予定である。自民党の岸宏一氏の勇退を受け立候補した月野氏は、新庄市生まれでJAなどの農業畑から食品会社社長を経ての立候補である。野党統一候補の舟山氏は、埼玉県生まれで農水省へ、2007年民主党から参議院選で初当選、鳩山内閣で農林水産大臣政務官を務めた。優秀な人材だと思うが、民主党を離党後、みどりの党の共同代表になっている。
6月21日の山形新聞の朝刊の一面は毒も無く、アベノミクスやTPPを頭にして、やんわりと書いてある。読者が見逃すのを期待してか、突っ込んで書いてない。山形県の選挙では「ねじれ」が常に囁かれている。国政でも県や市長選でも、現職が他党の候補に応援するなどが、多々行われてきたのだ。
宮城の河北新報の6月21日山形版では、このねじれが原因で、野党連合から共産党が抜けた事が書いてあった。このねじれが従来の民主党(民進党)と自民党の事ではなく、山形市長選のねじれだと言うのである。共産党のゆるがない3万票の行方が、このまま強いと言われた舟山氏に流れるのか、ちょっと面白くなってきたと思う。