5月3日、鶴岡市山五十川で「山戸能」と「山五十川歌舞伎」が上演された。共に山形県指定無形民俗文化財である。
鶴岡市長挨拶。
温海小学校でインフルエンザが流行し、出演する筈だった座揃囃子の恋慕の舞(大地踏舞)が中止となった。
座揃の後、式三番が始まった。
続いて番能「羽衣」である。
松の枝にかけられた羽衣を漁夫が家に持ち帰えようとする。
そこに天女が現れ、返してくれるようにと頼む
漁夫は天女の舞を見せてくれたら返すと言う。
天女の舞が始まった。
能が終わり、一度幕が降ろされる。
山五十川歌舞伎「仮名手本忠臣蔵・大序・鶴ケ岡社頭兜改めの場」が始まった。
能の時には客席の後部で宴会が催され、能の謡が聞こえない。
歌舞伎が始まると、一斉に舞台に集中する。
鎌倉の八幡宮に足利直義公が将軍足利利尊氏の名代として、新田義貞の遺品の兜を奉納しようとしていた。
後ろの葛籠には色々な兜が入っており、その都度遺品かどうかを確かめる。
悪役商会。
兜の見聞役として、美人の誉れ高い塩治判官の妻の顔世御前が呼ばれる。
高師直が御前に懸想の恋文を渡すも、捨てられる。
若狭の助が間に入り、御前を逃がす。
艶やかなる御前。
大見得を切る大会の始まり。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます