無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

水汲み

2006-04-09 21:16:50 | 動物・自然
日曜日、加茂の方へ雪割草とカタクリの群生を見に行く約束をした。。天気予報は100%と言うくらいの晴だったのに、朝から小雨が降っていた。日本列島の上空の、ポチッと曇っている地点が、丁度当たってしまったらしい。この程度の雨なら大丈夫だろうと思って、準備をしていたが、中止の電話が掛かってきた。案内をしてくれる人が、私と同じ高校の絵画部の2年後輩にあたるのだが、私を山の初心者と思ってくれたらしく、急な上り坂で雨でぬかるむと大変と考えたようだ。確かに山道は大雨になると、沢に変身する。滑れば泥だらけにもなるし、綺麗な姿で登山するなんて想像もしていないが、ともかく中止になってしまった。

小雨は午前中にすっかり上がって、良い天気になった。今年の大雪で、すっかり動きを止めていた山への関心も、雪割草とカタクリの話で火がつき、「水汲みに行こう!」と午後に家を飛び出した。庄内地方の水の話は、また別の機会にしようと思うが、今回は月光川ダムの上にある三の俣にした。道路の脇で水が汲める安直なコースで、集まる人達は年配者や家族連れが多い。空のペットボトルを10本ばかり積んで、山道を走った。月光川ダムに架かる橋の上では、狭い橋に車を止めて鳥海山を見ている夫婦がいる。この橋の中央から、沢を通して見る鳥海山は、雪が真っ白に輝いていて、それは美しかった。

帰りに、道ばたでふきのとうを摘んだ。ちょっと時期が遅れたかなと思うくらい、大きく開いていた。残雪のそばの蕾を選んで採ってきた。夕食のおかずは、鮮やかな緑の天ぷらになった。
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