今季は「横浜理容組合」回避

J-league Div.1 - 2015 season 6th sec
Urawa 2 v 1 Yokohama @Saitama Stadium 2oo2, SAITAMA(HOME)

殊の外相性の悪いホームでの横浜さんとの対戦。日替わりメニューのような前線３枚のうち、前節で初ゴールを決めたズラタンが１トップに残り、梅崎と武藤という２人の突貫小僧系が並ぶ２シャドーに配置されたスタメン。啓太と平川がベンチのもいないというのは個人的にちょっと寂しいというかなんというか。今日の試合でも好調を維持していた右ＷＢ関根がいよいよ「平川の高い壁」を越えようとしているのでしょうか。



さて、前半は相手の前線の選手に飛び出され「あわや」という場面が３度ほどあり、前半のうちに複数失点してもおかしくない内容ではありましたが、ＧＫ西川の再三の好セーブで事なきを得ました。とはいえ、２度のビッグセーブの後、相手さんからすれば「３度目の正直」ということになりますが、３４分ＦＷ伊藤選手に先制点となるゴールを遂に許してしまいます。このあたり、ボランチのところの守り方でしょうか、勝ちはしましたが守備面で課題を残してしまった恰好です。本人も言う通り調子を上げてきたっぽい柏木ですが、ボランチ起用はどうなんでしょうね。

というわけで、何とか前半のうちに同点に追いつければ、と思って見ていましたが何とまさかの逆転(笑)宇賀神からのボールを受けた武藤がＧＫのタイミングを外して放ったうまいシュートがポストを叩き、それに武藤自らが詰めて押し込んで同点。前節のズラタンに続く移籍加入組の初ゴールとなりましたが、見事なものでした。そして、更に前半ロスタイムにやはり宇賀神のグラウンダー（気味？）のクロスをファーにいたズラタンがシュート、ＧＫが弾いたボールを関根が拾ってクロス、それを梅崎がヘッドで押し込んで逆転に成功。２シャドーによるゴールの共演となりました。




後半は、立ち上がりに阿部主将が枠内シュートを掻き出してくれた場面にヒヤッとしたくらいで、終始すっかり浦和ペースとなりました。中澤と栗原を向こうに回してしっかりとボールを納め、裁いてくれるズラタンは頼もしく、武藤をはじめサイドの連携も今季の試合の中では一番よかったように感じました。興梠（と石原もですね）不在をあまり感じさせない後半のパフォーマンスと言えるのではないでしょうか。終盤の横浜のパワープレイもいなし（どーして栗原を下げちゃったんでしょうかね）、見事に逃げ切りに成功して勝ち点３を獲得しました。

内容的にも、「背水の陣」となるＡＣＬ水原戦を前によい景気づけとなったように思います。さあ決戦だ。

Ｊ１第６節 浦和２×１横浜＠埼スタ