食品事件事故情報（食中毒）

　　※刻み海苔によるノロウイルス食中毒（Ｈ２９．２）

　　・１月２６日から２月２８日にかけて和歌山東京大阪等の複数給食施設で学校生徒等のノロウイルス食中毒発生。
　　　原因食品は給食に使用された刻み海苔で大阪市内海苔業者が加工したもので大阪市内総合加工販売業者が販売した

　　・７都府県１６か所の業者を介して給食事業所に販売され７件給食施設等で２１５１名の患者が発生
　　　福岡県久留米市（事業所）和歌山県御坊市（学校共同調理場）大阪府大東市（弁当施設）東京都小平市立川市桧原村（学校調理場）
　　　給食施設の所管自治体は給食等が原因の食中毒と断定し給食施設を使用停止、飲食店を営業停止処分（３－１４日間）

　　　大阪市は刻み海苔が原因の食中毒と断定し、海苔加工所に対し製品回収命令、および営業禁止処分
　　　販売加工業者が自社製品による食中毒と判断し食中毒が発生した関連事業所の被害者も含めて自主的に補償措置　　

　　・原因施設等
　　　〇海苔２次加工委託業者（大阪府大阪市）販売者：海苔加工販売業者（大阪府大阪市）
　　　〇給食弁当施設７件（東京都立川市小平市檜原村・和歌山県御坊市・福岡県久留米市・大阪府大東市）

　　　１月から２月にかけて７８０袋製造され販売加工業者を介して業務用海苔として給食事業所に流通

　　・発生要因は２次加工従事者による施設食品の汚染、加工中の二次汚染、手指施設の洗浄清掃不良など