数日前、スペインの友 Eから長崎のSさんと私にメールが届きました。
> Today is a special day for us in Spain (in general) to remember Nagasaki,
> all my feelings go back to the days spent in your wonderful town and all the
> memories.
今日は、我々スペイン人にとって長崎に思いをはせる特別な日です。
私の心もあなたの街長崎で過ごした数日とその時の思い出と共に
あります。 (後略)
このメールを読んでも、この日がスペイン人にとって長崎とどうつながる特別な日
なのかどうしても理解できなかったので、Eに尋ねるメールを出しました。
すると、
> Hideyuki,
> Why yesterday was a special Nagasaki day here?
> The picture tells you... yesterday was a remembering day.
> And is the day we pray for all Japan.
ヒデユキ、答えは添付した写真です。昨日は記念日、我われが日本のために
祈る日でした。
そうでした、2月5日はカトリック教会における「日本二十六聖人殉教者」の祝日
でした。
夏にEの希望で、Sさんに案内して頂き、日本二十六聖人記念館を訪問するまで、
この記念碑の意味を知りませんでした。
でも逆にEの案内で、この記念館を参観していく内に、とても恥ずかしい
気持ちになりました。
1587年、豊臣秀吉はキリシタン禁教令を発布し、キリスト教徒への迫害を
始めました。そして1596年、京都、大阪で布教の中核だったキリスト教徒を
捕らえ、長崎まで死の行進をさせられたうえに、1597年2月5日、今、
記念館が建つ地で十字架に磔られ、処刑されたんです。
この26人は、日本で最初の殉教者としてヨーロッパで崇敬を受け『聖人』に
列せられています。
キリスト教徒にこんなにむごいことをした我われ日本人に、こんなにやさしく
接してくれるスペイン人、そしてE。 これも寛容な教えでしょうか?
E、日本のために祈ってくれて、ありがとう!
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