ソウルまでは順調で、予定通りロンドン行きのフライトに乗ったのに、なかなか離陸しません。乗ってすぐ、キャプテンから
離陸が1時間くらい遅るというアナウンスがあったけど、
その理由がよく聞き取れませんでした。
そこで乗務員さんにたずねてみたら、
’アジアの各空港からロンドン行きのフライトがとても
多くて、空路が渋滞しています。10分間隔を守ら
なくてはいけなくて、我々は6番目なので、あと
1時間離陸を待たなければなりません。’
空港が込んで、離陸の順番待ちっていうのは日常茶飯事
だけど、航空路が渋滞っていうのは初めてでした。
暇なので機内をいろいろ観察していたら、自分の座っている
座席が今まで見慣れたものとずいぶん違っています。
今回はボーイングの777のビジネスクラスですが、
座席をリクライニングさせたりするスイッチがやたらと
細かく表示されています。
フルフラットの表示があったので、押してみたら、本当に
ほぼ完全なフラットになりました。
それも背もたれが腰の位置から倒れるのではありません。
座面が前にずれながら、背中が倒れるのです。
だから倒れる背もたれはシートの背面の丸みを帯びた
部分に収納されるので、完全にフラットにしても、後ろの
席の人には迷惑が一切掛からないように設計されて
いるんですね。
さすがはB777。すばらしい!
こうしてバッチリ飛行機の中で仕事をしつつ、快適に
ロンドンまで旅して、とりあえず無事ホテルに到着しました。
サービスは米系エアラインですからANAのようなわけにはいきませんが、ANAやJALに比べると十数万円安いのが魅力です。しかし、ディスカウントのビジネスの数は限られています。
アシアナもファーストクラスはありませんでした。
アジア系のエアラインが私のお気に入りです。
価格は安いし、サービスはひょっとすると日系以上
ではないでしょうか?
ひざまづいて、挨拶してくれます。
ガラガラなのに、ディスカウントの席は最後まで
OKがでないんですね。実に不便でした。
写真に写っている人も、乗り継ぎ時間がないんでしょう、着陸寸前に私の隣に移ってきた人です。
本当にガラガラでした。