二人の門出

ひとみの卒業、就職、そして光の入学を祝って、ツノ坊の両親も一緒に
食事会を開きました。

近くに住んでいるのに、私や光がツノ坊の両親に会うのは久し振りです。
ツノ坊のお母さんなんか、

　「英之さんのお父さんのお別れの会以来じゃないか」

と言うんですが、そこまでではないと思うんですけどね～


今日は、ツノ坊のお父さんの好きな中華料理でした。
ツノ坊のお父さんも海外とのビジネスに長く携わっていたので、会話を
すごく大切にするんです。だから中華料理の円卓がお気に入り。
私もまったく同感で、円卓の中華は、料理が美味しいだけじゃなく、一体感
があり、会話も弾むので、大好きです。


ひとみは、３０日に東京から名古屋に引っ越してきて、入社式を昨日終えた
ばかり。

光はといえば、震災の影響で入学式は中止となったけど、大学合格発表後、
mixiで知り合った仲間による入学を祝う会に東京まで出掛けました。
合わせて、私がシンガポールでお世話になったＳさんのお子さんが３人
そろって早稲田の政経ということで、わざわざ光のために、兄弟３人勢揃い
して下さり、入学後のアドバイスをする食事会を設けて下さり、それらを
終えて、今朝戻ってきて、そのまま食事会場に合流です。


それぞれ新しい道を歩み始めた二人。そんなめでたいお祝いの席なので、
もともとおしゃべりなご両親、余計に会話が弾みました。

ツノ坊のお母さんが、ポツリ、

　「こんな大変な時期に、こうやってすてきな食事会を持てる
　　ことに感謝しなきゃね」

まったくです。さらに、

　「英之さんのお父さんが生きていたら、どんな言葉を二人に
　　掛けたのだろうね？」

そうですね～、私も聞きたかったな～


ツノ坊もお父さんは私の父と同じで今年８３歳を迎えたところですが、
再び囲碁に熱を上げ、

　「今二段の腕前を、これから毎年一段ずつ上げていく」

とメチャメチャ張り切っているし、お母さんも昨年の大骨折から回復して
きています。


二人にとって、ひとみと光の成長は、我われ夫婦に劣らないほど楽しみな
ことであり、こうやって一緒に祝えることを、心からありがたく思った
一日でした。