黙祷、そしてその先へ

今日は６月度の全社朝礼の日。

すでにお知らせしたとおり、わが社の相談役が６月７日に亡くなりました。
当初は、お別れの会を実施することになっていましたが、結局、家族の意向で
実施しないことになりました。

社員も密葬への参列は控えて、お別れの会でと考えていましたが、その機会が
無くなってしまったので、せめて、全社朝礼で全員で黙祷を捧げることにしま
した。



東京、大阪、福岡、盛岡の営業所、出張所でも、同時に行い、故人の５６年間に
わたっての貢献に感謝すると共に、冥福を祈りました。


この先も、ＩＳＯＷＡがいい会社になっていくことでご恩に報いましょう！


ということで、続いて、より良い会社にしていくための活動のひとつである
改善提案制度の最多採用提案賞の表彰がありました。



入社７年目で同期の組立のＫくんとＨくんの二人が同点トップでそろって
表彰されたので、受賞の喜びを語ってもらいました。

　「自分だけじゃなく、忙しい中、審査してくれる技術の
　　みなさんなどのおかげです」

　「さらに提案できるよう頑張ります」

二人とも、ヒーローインタビューでお立ち台にたった選手の様に堂々たる
受け答えで、感心しました。

おめでとう。そしてありがとう。


さらにもうひとつ、今日は、大阪サービスのＡくんのいい話を紹介しました。



先日深夜、とあるお客様で機械が停止してしまい、深夜にもかかわらず、
Ａくんがお客様まで出掛けて、部品を交換して、短時間で復旧させました。

その朝、深夜の作業があったという報告を受け、Ａくんにお礼のメールを
入れたところ、徹夜明けの彼から返事があったのです。


> 今後、同様な事で止めない為に、予防保全として
> ＩＳＯＷＡの愛のある（止めない為の）提案を行って参ります。
> ※朝から熱くなってしまいスミマセン・・・

ただ単に『止めない』提案というレベルじゃなくって、『愛のある』提案って、
すごいですよね。本当にお客様のことを考えていなければ、言えない言葉、
出てこない言葉だと思います。　

私の方こそ、「朝から」感動させてもらいました。
さらに彼の返事が続きます。

> お客様に喜んでいただく事で、最終的に家族も喜べる、
> 私はそんな気がしています。（お客様が）ＹＯＨ
> （喜んで お金を 払ってくださる）となる事で
> 私の大事な大事な妻からも私にＹＯＨしてくれる
>（喜んで小遣いアップ・・・）日がいつか訪れるやも
> しれません (>_<)

お客様からの ＹＯＨ（喜んでお金を払っていただける）の先に、家族の
幸せがあり、さらにその先には、奥さんも（Ｙ）喜んで（Ｏ）お小遣いを
（Ｈ）増やして　くれるという　もうひとつのＹＯＨがある。

このＡくんの 新・ＹＯＨ論理 を全社員に紹介しました。
これって、ノーベル賞ものですよね。
私なんかよりさらに先を行ってます。

恐れ入りました！　
もうＡくんにひれ伏すしかありません。


ＹＯＨの考え方が最前線のサービスマンとも共有できている。
共有してくれている。　

常に『ＩＳＯＷＡは止めませ 止まりません』を考えていなければ
こんなメールは書けない。

ありがたや、ありがたや。


こうして確実に相談役の心は、次の、さらに次の世代へと確実に引き継がれて
います。　どうぞ安心してください。