またまた幻に

この広告の裏に書いたメニュー。憶えていますか？

今年の９月の『磯輪日記』で『幻のメニュー』として紹介したものです。


ツノ坊がしばらく前から腰痛になり、なかなか良くならないので、

　「今夜は、どこかへ食事に行こう！
　　何が食べたい？」

と誘ったところ、最初はいつもの様に、

　「私は何でも美味しいから、好き嫌いの多いあなたが
　　決めてよ」

を繰り返すばかりでしたが、突然、

　「前に行けなかった韓国料理のお店は？」

　「おお、それいいね」

　「確かあの時のあなたの書いたメモ、またいつか行くかも
　　しれないと思って、どこかに取ってあったと思うよ」

　「エライ」

まさか、まだあの広告の裏に書いたメニューが残っているとは
さすが、食べることにかけては誰にも負けない執念を持っている
ツノ坊です。

で、復活したのが、

　　　　　　

このメニューです。
でもちょっと待って下さい。
冒頭の写真と少し違いがあることが分かるでしょうか？

生き返ったメニューに、今日、いざ注文という時に役立つように、
ネットで料理の内容を調べて、書き加えたんです。

最後には、先月大阪で食べたサムギョップサルも加えてあります。


これで準備万端。いざ出発
向かったお店は、新守山と勝川の中間にある釜山です。

ところが、何という悲運。
今夜もまた幻のメニューに終わってしまいました。



これも、

　　

これも・・・　

食べられなかった？　いえ、いえ、ちゃんと美味しく頂きましたよ。

　「それじゃあ、なぜ『幻のメニュー』？」

よくぞ聞いてくれました。
それが今夜の話のオチなんです。聞いて下さい。


新しい情報を付け加えたメニュー。自信満々、出掛けたんですが、
向かう車中で、

　「アッ、あのメニュー忘れた」

そうなんです、あれだけ予習したのに、その予習したメニューを
持って来るのを忘れちゃったんです。

で、どうしたかというと、車中でiPhoneを使って、その時の『磯輪日記』を
検索して、その時の写真に、今日調べた記憶を加えて、お店で
注文することに成功したんです。

その努力の甲斐あって、韓国料理初心者のツノ坊 はもちろん、
韓国にたくさん友だちがいて、昨年本場の韓国料理をたっぷり味わって
いるひとみも大満足でした。


あの広告に書いたメニューは、今回も幻に終わりましたが、ご馳走は
幻に終わらなかった。

めでたし、めでたし。