磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

『もったいない』どころか『不条理』だ

2016年11月07日 21時24分15秒 | マーケティング・センス

週末のISOWA親睦会の旅行では、世界遺産となった韮山の反射炉も旅程に
入っていました。

でも反射炉は1年前に訪問したことがあります
行ったことがある人なら分かると思うけど、二度行くところではありませんよね 汗


そこで、みんなが反射炉を見学する1時間弱の時間を利用して、反射炉の近くで
脱サラしてトマト農園を営んでいるトーメン時代の同期のIくんを再び訪問しました。



こっちは、何度訪問してもいいんです 笑


ちょうどミニトマトの収穫が始まったところでしたが、生育の途中で、天候を
見誤って、晴れだと思い、水をたっぷりやったところ、雨になってしまった
ことがあって、葉っぱから蒸発するべき水分が全部トマトの実にいってしまい、
結果、



一部のトマトに、こんな傷ができてしまったそうです・・・ 

こうなると出荷不適となってしまい、自分で食べたり、パートのおばちゃん
たちに持って帰ってもらったり、ご近所さんに配ることになりますが、連日、
これが続くと、正直、配ることも難しくなり、挙句の果てには、土に埋める
こともあるそうです。

 「そうなると、とてもやりきれない気持ちに
  なるんだ・・・」

そりゃそうでしょうね。せっかく手塩に掛けて育ててきたのに、



こんな小さな傷でも、市場には出せず、食べられることなく、廃棄されるんじゃ・・・

『もったいない』を完全に通り越して、『不条理』で、怒りさえ覚えます 


前の写真のトマトだって、確かにこんな傷の付いたまま、流通経路に乗ると、
スーパーなどの店頭に並ぶ前に、腐ったりすることがあるってことは分かるけど、
それでももったいないよね。だって味は売り物とまったく変わらないんだから。


で、この日、行き場の無かったトマトを全部もらって来ました。

 「買うよ」

というのに、どうしてもお金は受け取ってくれなかった。


わが社には自社調理している社員食堂があるので、トマトだって一度に
大量に使います。だから、

 「着払いで、かつ代金も払うから、売れないトマト
  送ってよ!」

と以前も頼んだんですが、再度、お願いしたんです。


せっかく育ったトマト、それも昔の同期が作ったものであれば、なおさらです。




早速、今夜、ツノ坊がトマトソースを作っていました。
トマトを煮ただけで、こんなに水分が出るんですね!

煮ているだけでも、甘酸っぱ~いトマトのいい香りが漂ってきました。
どんな料理で食卓を賑わせてくれるのか、今から楽しみです 

Iくん、ご馳走様でした。


という具合で、正規品だけじゃなく、準正規品だって立派な食品であり、
立派な価値がある。
普通の感覚の持ち主の消費者であれば、普通にその価値は分かるよね。

何とかして、生産者にも、消費者にもメリットがあるような仕組が作れ
ないんだろうか?



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鈴木雄三)
2016-11-11 09:17:23
興電舎弟です。ご無沙汰しております。

「わけあり〇〇」という商品名で、傷以外問題無い野菜が地元スーパーに売られているのを見たことがあります。まずは、こうした動きが広まり、消費者もそれを積極的に買うのが第一歩と思います。
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一律でなく (磯輪)
2016-11-12 00:21:28
 鈴木雄三さん

お久しぶりです。
『もったいない』という気持ちを軸に考えれば、
もっといろんなアイデアが出てくると思いますよね。
返信する

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