磯輪日記

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一番うれしいけど、一番くやしい

2016年01月25日 20時33分26秒 | オフ・タイム

特に相撲ファンでもなんでもないのに、昨日は夕方早々からテレビを付けて、
大相撲の千秋楽を観戦しました。

もちろん日本人力士の10年ぶりの優勝を応援するためです。


優勝が決まった瞬間、亡くなったお祖父さんの遺影を固く握り締め拝み、感謝
する琴奨菊のお父さんの姿がとても印象的でしたね。



そして、勝って、花道を引き上げる琴奨菊を追うテレビカメラがさらにすばらしい
シーンを捉えました。

 「早くおめでとうを言いたかったから」

と花道の奥で彼を待っていた、小学生時代からのライバルで、今場所唯一の黒星を
つけた豊ノ島が、

 「おめでとう!」

と声を掛け、二人が抱き合ったんです。


同じ部屋の親方や兄弟弟子ならよくあるシーンですが、好敵手が優勝した相手を
迎え、抱き合って祝福するというのは、大相撲のテレビ中継で見たことがありま
せんでした。


髷を結い直して表彰を受けた琴奨菊の優勝インタビューも、初々しくって 
誠実さが伝わってきて、よかった! 

解説の北の富士の

 「このところ白鴎のインタビューに慣れちゃってたから、
  こういうのはいいネ」

というコメントもいいネ 


そしてひょっとしたら一番よかったのがさらにありました。


先ほどの豊ノ島が殊勲賞を受賞して、そのインタビューで、

 「子どものころからのライバルだった琴奨菊関が
  優勝したことについてどうですか?」

と聞かれると、

 「彼が優勝して一番うれしいけど、一番くやしい。
  けいこに励んで、今度は、彼に うれしいけど、くやしい
  思いをしてもらいたい」

この言葉、痺れました。
ドラマよりもドラマチック。


琴奨菊は、科学的トレーニングに取り組んだり、呼吸法、メンタルトレーニング、
ルーティーンなども取り入れている。
そしてこういうライバルとの関係性。

大相撲の新時代がやって来た。そんな感じがしました。



次はぜひ、豊ノ島に、その場面を見せて欲しいな。

琴奨菊と豊ノ島。 すばらしきライバルたち。



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