・・・昨日と同じ写真ですが、内容は間違いなく昨日からの続きです。笑
ゴールデンウィーク明けに私が書いた案を提出すると、ほどなくりつさんから
メールが届きました。
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私も前回の打ち合わせの後、ずっとそのことを考えていました。
磯輪社長直筆であることの意味と価値は他に代えがたいと思って
ご提案したわけですが、迷う気持ちも少しありました。
Kさんが、以前に相談役が書かれた書のことも触れて、
「その書初めそのものでもいいと思っていたくらいです」と
おっしゃっていましたが、私は書初めそのものでいいとは
思っていませんでした。
書初めとしての書とロゴとしての書は別の視点でとらえたほうが
いいのではないか?対外的に使用することを考慮すると直筆である
ことにこだわり過ぎて自己(社)満足なだけのロゴになってしまうと
したらどうなのだろう?
でも、Kさんの話にあったように直筆の書が社員さんの心を
動かすならそれが最優先なのではないか?
あんなに強引に社長にお願いしておきながら、仕上がった書を見てから
「やっぱりまみさん案に戻して考えましょう」とはとても言えない。
でも、そのほうがいいと感じたら言うのが誠実。言わなくては。
もし社長の書を拝見した第一印象で違和感を覚えたら、きちんとそれを
伝えたうえで皆様のご意見を聞こう。
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私の書が提出される前に、りつさんはこう覚悟を決めていたそうです。
そして私の書を見て・・・
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想像をはるかに上回る立派なロゴになる書だと思います。
この“想像”が大変失礼でした。
泉庭先生とともにどんなに時間とエネルギーを割いてくださった
ことでしょうか。本当にありがとうございました!
打ち合わせであれほど戸惑われていた姿を思い出すと
感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
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書を見る前のりつさんの激白があるだけに、こんな風に言ってもらうと
余計に、頑張った甲斐があったと、ツノ坊と二人しみじみ思いました。
ここから『プロジェクト "L"』はぐっと勢いづきました。
その後、プロジェクトの議論はこんな変遷を経て、最終回となった一昨日は、
最後まで残った数案を、
「実際に機械に試しに貼ってみて、比較してみよう!」
ということになり、
全員で工場内へ入っていって、出荷前の完成したいくつかの機械の仮の位置に
貼ってみたりもしました。
それまではいくつかの案に意見が割れていましたが、実際に機械に貼ってみると、
図ったかのようにISOWAビトの意見は見事にひとつにまとまることに。
驚きました。これが現場、現物、現実の『三現主義』の凄さなんでしょうね。
最終決定した『i機』のロゴはこれです。
8ヶ月にわたって、長く議論を重ね、熱く書を書き、また話し合うという
プロセスを経てきましたが、とても充実感のあるプロジェクトでした。
早速、その日の内に、商標登録を済ませて、これまでの極秘プロジェクト
『プロジェクト "L"』の全貌とその成果物をこうしてブログで発表することが
できるようになりました。
それにしても『プロジェクト "L"』ってカッコいいネーミングでしょ。
でもこれ、実はプロジェクトが終わって、ブログにどう書こうかと考えていて
思いついたネーミングなんです。笑
私はエンジニアではないので、自らISOWAのマシンを開発する、つくるという
ことはできません。
しかし今回はマシンづくりに少し貢献できたような気がしました。
プロジェクトは『i機のロゴ作成』という目標は達成しました。
しかし肝心なのはここからです。
魂をこめたこのロゴに相応しい『i機』をこれから順次開発し続けて、お客様から
本当に、
「これこそウチの愛機だ!」
と言って頂けるような『i機』をつくることです。
少しでも多くのISOWAビトに、
「私も『i機』づくりに貢献するんだ!」
と思ってもらえるように、重大な決断をして、自ら筆を持ち、魂をこめて書いた
この『i機』のロゴ。
このロゴを見て、ISOWAビトが奮い立ってくれることを期待しています。
プロジェクトメンバーだったわが社のIくん、Sくん、Mくん、Kくん、そして
強力女性助っ人のりつさん、まみさん、またその都度プロジェクトの外から
貴重な素直な意見を聞かせてくれたみなさん、本当にありがとう。
みんなの魂のこもった『i機』ロゴ、いざ発進です
日本人の品質にかける思いを代表するようなロゴに成長しますように!
プロセスもとても素敵です。
ありがとうございます。
としたかさんも仕事大変なようですが、お互い前を向いて
頑張りましょ!
お世話になったまみさんによろしくお伝え下さい。
ありがとうございました。
特に日本ブームの国には人気が出ますね
お買い上げ頂いた海外のお客様には
Tシャツにしてプレゼントしたらみんな
それを着てオペレーションしてくれそう(笑)
その光景が紙面に登場したら楽しそうです
でも国内では機械のデザインに合わないと
眉をひそめられそうです。吉とでるか凶とでるか
たのしみにしましょう
> お買い上げ頂いた海外のお客様には
Tシャツにしてプレゼントしたらみんな
それを着てオペレーションしてくれそう(笑)
これすごくいいアイデアですね。
一度企画してみます。
> でも国内では機械のデザインに合わないと
眉をひそめられそうです。
そうですか・・・
我々プロジェクトLのメンバーで実際に実機に貼って
みた時は、とても映えましたが・・・
『凶』なんて、同じISOWAビトとして、そんなこと
言わないで下さいよ。笑
『吉』と出るよう『協力』お願いしますね。
だからこそ書を拝見したときの驚きと感激は想像を超えていました。添付ファイルを開いたとき「えーっ!」と声が出てしまいましたから。
社長、心から感謝と尊敬でいっぱいです。
ずっと「社長直筆がいい」と言い続けてくださったKさん。
デザイナー顔負けに器用な方だということがわかったMさん。
KさんとIさんのかけあいで、真剣ながらも会議にはいつも笑いがありました。
長期に渡るプロジェクトの会議を毎回丁寧に準備してくださったIさん。
個性的な観点の意見を冷静に伝えてくださったSさん。
初期の段階でドラフト案に対してのご意見をまとめてくださったMプロジェクトのみなさま。
営業の視点から会議に参加してくださったIさん。
7月の会議でいきなりKさんに召集されてプロジェクトLメンバーがびっくりするような的確な指摘・ご意見をくださったNさん、Kさん、Yさん、Aさん、Nさん、Sさん。
抽象的なリクエストを具体的な形にして見せてくれて、ドラフト案から最終案まで数えきれないほどの試作と微調整を繰り返してくれたデザイナーの真美さん。
この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。
「i機」ロゴは、ロゴデザインとしても、そして書としても堂々と自慢できる完成度の仕上がりです。そう断言できるほど磨き上げてきました。
それができたのは後半、磯輪泉庭先生が会議に参加して監修してくださったからです。ありがとうございました。
ロゴは誕生したばかりです。これからISOWAビトの血の通った生きたロゴに成長していきますようにと願っています。
あるんですとの言葉を、しみじみ思い出しました。
説得力のあるりつさんのお話振りを伺いつつも、
そうは言っても、世の中で見る社長直筆のロゴは、
(少なくとも、書に通じない人にとっては)
立派なものばかりのように、感じていました。
その後、5月の連休中に、社長からメールでメンバー
に届けられた書。
社長に直筆で書いていただくという事実への期待は、
大きく飛び越えられている気がしました。
i機への社長の想いの強さがあってこそ、書き上げら
れた書だと思いました。
i機に付されていくこのロゴが、完成した今よりも、
お客様、社員にとって、凛々しいロゴに映ってくる
ように。
私も、i機づくりに貢献して行きたいと思います。
>りつさん、まみさん
ご無理をお願いすることばかりでしたが、8ヶ月もの間、
プロジェクトを導いていただき、どうもありがとう
ございました。いつも、もっと良いデザイン、お仕事を
考えるお二人の姿勢に、学ぶべきことばかりでした。
>奥様
社長のご尽力はもちろんのこと、書の道からの奥様の
ご助言をいただき、ロゴの完成を迎えることができました。
本当にどうもありがとうございました。
週末、頂いたクッキーを、家族とお茶を入れて、
ご馳走になりました。
カリッとした食感で、とても美味しかったです。
りつさんのしつこさには負けました。
でも負けたおかげで、記憶に残るロゴ書が書けました。
ロゴも機械も、これを機会に成長していきたいです。
サポートありがとうございました。
今回のロゴ企画は、メンバーの誰一人として
欠けていたら、完成しなかったと思います。
それぞれが重要な役割を演じてくれました。
メンバー全員にお礼を言います。
ありがとう。