『ショーシャンクの空に』

以前、ジェフリー・アーチャーの『誇りと復讐』を紹介した時、フォア　ローゼス
プレミアムさんが、

　「刑務所、脱獄と聞いて、昔観た『ショーシャンクの空に』という
　　映画を思い出しました。
　　『脱獄モノ』って何ともいえないスリルがありますよね～
　　当時、この映画が好きでビデオで１０回ぐらい観たと思います。
　　観てなければ是非一度ご覧下さい！」

というコメントを『磯輪日記』に書いてくれました。その時からず～っと気に
なっていたこの映画をTUTAYAでレンタルしてきて、観ました。


妻殺しの濡れ衣で、終身刑を宣告され、服役する主人公アンディー（ティム・
ロビンス）。それでも実に坦々と一日、一日を暮らす。

ある日、主人公の努力の甲斐あって、たくさんの本、レコードがここショー
シャンク刑務所へ送られてきました。たまたま試聴したレコード。あまりに
美しい女性の歌声に、放送室を占拠して、刑務所内に一斉放送で響かせる。

その曲はオペラ「フィガロの結婚」だそうです。

　　　　　　　　

その瞬間、刑務所中のすべての人が、動きを止め、この美しい歌声に魅せられ、
ただただ聞き惚れる。魂が揺さぶられるとはこのことだと思いました。
とても、とても、感動的なシーンでした。本当に・・・



ある時、新人が入所してきて、彼から、自分の妻を殺したという真犯人の話を
聞き、そこから物語りは大きく展開していきます。

そして脱獄・・・

この映画のキーワードは「ＨＯＰＥ（希望）」。

最後は、刑務所で親友となったレッド（モーガン・フリーマン）が出所して、
アンディーとの約束を果たすためにメキシコへ向かう。

そのバスの中で、レッドはつぶやく。

　"I hope the Pacific is as blue as it has been in my dreams. I hope."
　（太平洋が自分がずっと夢に描いてきたように青いといいな。
　　　きっと青いさ・・・）


そしてとうとうアンディーと再会。

　　　　　　　　

確かに太平洋は限りなく青かったな・・・


　"There are places in this world that aren't made out of stone,
and that there's something inside that they can't get to, and
that they can't touch. It's yours."
"Hope."

（この世界には、石でできていない場所だってあるんだ。その中には
　　　他人は誰も近づけないし、触れないものがある。それはあんただけの
　　　ものなんだよ。
希望さ。）


希望って、本当にいいものですね。

フォア　ローゼス　プレミアムさん、本当にすばらしい映画の紹介、ありがとう！