今年も、地震を想定しての避難訓練の日がやって来ました。
今回は春日井市消防局の河口さんが訓練の様子をチェックするために立ち会って
下さいました。
13時ちょうど、
「地震が発生しました!
揺れが収まるまで、安全なところに身を隠して下さい」
と社内放送が流れました。そしてしばらくすると、
「揺れが収まりました。
2階西側の給湯室で火災が発生しました。
至急非難して下さい」
ここから全員が構内の非難指定場所へ移動し、点呼、報告。
ここまでが一連の訓練でした。所要時間5分強。
その後、全員が会議室へ集合し、消防局の河口さんからお話がありました。
「非難状況は合格です。
ただもう少し早足で非難して下さい。
煙の横方向への速さは歩く速度とほぼ同じですから、
あまりゆっくり非難していたら、煙に追い付かれますから。
ところで誰か給湯室の火災を消しましたか?」
「シーン・・・」
「私、火災発生現場で見ていましたが、誰も消火に来ません
でした。火災が発生しているのですから、消化班の人は
真っ先に火を消さなきゃいけませんね。
それから消防署に電話入れましたか?」
実際に電話を入れた管理グループのHさん、
「会社の固定電話で119番に電話しましたが、つながり
ませんでした。やむなく携帯で電話しました」
「訓練でよかったですね~」
「なぜ119番がかからないのでしょう?」
「それは私に聞かれても分かりません。
何らかの設定がされていて、119番にかからない
のかもしれません。
とにかく一度電話会社に相談してみて下さい。」
本当に訓練でよかった・・・
河口さんによれば、
固定電話でかけるのがベストです。
消防署の受付で受信すると、ISOWAさんの
工場の配置図がパソコンのディスプレーに
表示され、火災発生場所の特定、その状況が
すぐセンターで把握でき、最適な消防車の種類、
現場での誘導などがスムーズにできます。
そこで河口さんを相手に119番のかけ方のロールプレイを実施しました。
相手に選ばれたのがKさんでした。
「ハイ、119番です。
火災ですか、救急ですか?」
「救急です」
「住所を教えて下さい」
「株式会社ISOWAです」
「住所は?」
「・・・ 分かりません」
たまたま指名されたKさんは新入社員だったので、会社の住所も言えないことが
分かったし、AEDの有無も知らないことも判明。
これまた「訓練でよかった」
やっぱり訓練はやってみるものですね。
次回はもっと短時間で非難できるよう、備えましょう!
AEDの場所と使い方もOさんのはからいで
今度確認します。
本当に、避難訓練があって、確認ができて良かったと思います。
消防局の河口さんと運良く目があっちゃったから、
指名されたね。
でも実にいいご指名だった。
新入社員のKさんが指名されたからこそ分かった
問題点もありました。
これを今後の防災対策に活かします!
まずは来年からの新入社員研修に取り入れなきゃね、安全衛生委員のみなさん。