毎週購読している情報FAXに 「商いの心を学べる繁盛企業」
としてあるお店が紹介されていました。
場所は、東京の表参道から少し歩いた南青山。それも細い路地を
入ったところにたたずんだお店。
すでに日が暮れ、暗くなっていたので、見逃したのかもしれませんが、
お店の名前を示すような看板類は見当たりません。
ただ、とても小さく、消え入りそうなくらいか弱い字体で
’Baby needs a pen?
I was born to be a writer'
とだけ書かれています。 私が探していたのは万年筆専門のお店
ですが、どうみても万年筆屋さんには見えませんが、そのサインを
見て、
「やっぱりここなのかな~?」
と恐る恐るお店の中へ入っていくと、写真にあるような飾り棚が
目に飛び込んできました。近づいてみると、棚のひとつひとつに
確かにペンが飾ってあります。
売り物のペンが陳列してあるだけなんですが、’飾ってある’と表現
するのがピッタリの雰囲気です。
お店のたたずまい、店内の装飾、照明、店員さんの雰囲気、
そして置いてあるペンの高級感。ここがお店とは思えません。
どう見ても、『万年筆博物館』というのがピッタリです。
それが証拠に、陳列してあるペンを丹念に見ていくと、ものすごく
高いペンがゴロゴロあります。私が気付いた中で一番高いペンは
1本525万円という、恐ろしくって、手にできないレベルです。
「全世界で限定200本生産」
というようなペンがあちこちに。
骨董の部類のペンもあり、まさに『博物館』。
それもそのはず、ここは『骨董通り』と呼ばれる一帯。
100年以上前のアンティークから最新のモダンなモデルまで、1200
種類の万年筆を揃える日本一の万年筆専門店『書斎館』。
ご主人の万年筆への愛が感じられるお店でした。
同感です。
分母が大きいから、こんなに尖ったお店でも十分に
経営できるのだと思いました。
500万を越すペンもありました!!
本当にすてきな、まるで宝石店のようなお店です。
こんなお店があるんですね。
こういうニッチなお店がやっていけるのは やっぱ都会かも・・・って思っちゃいますが・・・
トヨタにいたとき 中央発條の社長として転出した上司に万年筆を何人かでプレゼントしたことを思い出します。
6万円もするんだから そんなの持っていないと思ったのに・・・台湾の関連会社の社長だったときに調印の際使った万年筆が30万・・・
一同びっくりでしたが・・・万年筆好きだけあって とっても喜んでいただいたことを思い出しました。
面白そうな店ですね。