石川洋子☆夢の途中  リニューアル中 

作家の肩書はここからはゆえあって外しました。

世界おかん伝説

2018-06-08 03:00:00 | 日記風

 Pinterest(出典)

 いろいろなおかん伝説があるが、うちもある意味凄いと思っている。

 そもそも私の母が、まだ祖母のお腹にいるとき、地震が起きた。そしてその地面の割れ目に落ちたのだ。

 祖母にとって2度目の妊娠だったせいか、それでも流産せず娘を無事産んだ。

 母は子どもの頃、牛に足を踏まれたらしい。

 それでも健康優良児として小さい町ながら将来を期待される娘として成長した。

 将来はどんな素晴らしい人生を歩むかと思われていたらしい(と本人が言っていた)。



 私は、この流産しなかったというあたりからして、私をこの世にどうしても生まれさせねばならないという天の意志が働いていたと思う。

 この親にしてこの子ありというストーリーだ。


 子どもの頃から、どこかが痛いと言っても医療の仕事をしていたせいか

 「生きてる証拠」

 と、速攻で打ち返された。

 普通親なら、『大丈夫?』などと言って母の愛で包むということをしない。

 
 「生きてる証拠」

 でうっちゃるのである。

 何かが違った。

 その母が私がどういう娘になってほしいかと思っていたかというと、不明なのだ。

 でも多分、というか本人伝によると

 大好物が

 「あなたのお嬢さん素敵ね~」

 「あの子、あなたのお子さんなの~~♪」

 と言われることなので、

 女優で有名になろうと

 文学者として大成しようが

 「あなたのお子さん凄いわね~」

 があれば、いいのである。

 要は自分にスポットライトがあたり、

 「私はあの子を育てるのに、どれだけ苦労いたしましたことか、よよ…」

 と泣けさえすれば、よかったのである。

 子役でそれがあったとき、実際あったもんな。


 子どももたまったもんじゃないよ。

 小さい頃から、何かあれば物が飛んでくる。

 でもそこは女で母親だから、壊れるもの、子どもが傷つくものは投げない。

 それでもたまにコントロールが良すぎて頭や顔に当たるのである。

 さすがに、アッという顔はしてるが、謝ったりしない。当たった子どもがあほなのである。

 どんくさいのである。


 24歳の頃、風邪で病院に行くと言ったら、うちの母が

 「普通は、子どもが具合が悪くてって、いうのに」

 とのたまったのだ。

 何がしたのだろうか?

 どういう嫌味なのだろうか?

 私が私生児を産めばよかったのだろうか?

 あの頃、大好物が投げ込まれなくなっていたからな~。

 あれもいけない。


 でも大学を私が苦労して卒業したときに

 「私も親としてどれほど気をもみましたことか……」

 とお宅のお子さん凄いのね、攻撃を受けかけたとき嬉々と語っていた。

 あれがないと、どうもダメなのである。

 母はあの頃、娘が4年で卒業できないかもしれない?!で私を罵り続けていた。

 
 たまにこの人

 キ〇ガイと娘がわりにマジに思う人である。


 ただ、土方のおっちゃんだろうと大学教授だろうと、同等に話ができねば人間としてダメだということは言っていた。

 社会的にも地位に差がある職種になり、それぞれに合わせた言葉や話題がないとダメだと思う。

 お前、できんのかよと思うが、

 できそうな気がしてしまう母なのである。

 どんな社会的身分の人であろうと、きちんと対峙できなければならないということがいいたかったの


 …だろうというより、そのときの思い付きだった可能性が大きい。

 かなり気まぐれであった。


 こんな親を持つと子はいろいろなことを考える。

 考え、なんかわけの判らないところへ平気で着地しようと思うのである。

 しょせんは、子の頭の出来、不出来であり、育て方ではないかと思うが

 それだけでもない。

 子は何をくみ取るか、それのみのように思う。

 その母も寡婦となり、先々が知れないほどの歳を年齢になった。

 入院している病院を車椅子で、私にそれを押させて何度も歩き回る。何をしているのかと、問うと

 「娘を見せびらかしてるの」

 と答えた。



 あの母は、母なのである。

 未だ

 「お嬢さん、素敵ね~」


 が歳にも増して大好物なのである。






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