中央道笹子トンネルの事故は、もしそこを通っていたら避けることはできないでしょうから、
運が悪かったということで、人間の命が失われてしまうのです。
道路会社は、ちゃんと点検したといってその責任がそれほどはないのだと主張します。
でも、何十年も経過する鉄製の部品がトンネルのなかの密閉された空間の中で、劣化やさびが
どれほどがという目視ができない状態にしておいて無責任だなと思います。
点検担当者もどれほどの注意を払って点検をしたのか、通り一遍の点検だっただろうとは想像できます。
「論語」の言葉に、「視るには、明を思い、聴くには聡を思い」という言葉があります。
見ていてもちゃんと見えない、聴いていてもちゃんと聞こえないので、心して見たり聞いたりしなければいけないと
いうことです。
選挙にも、言えるのではないかと思います。