i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会

2008年12月27日 | ヴェネツィア

101601 カナル・グランデの出口、
 税関の並びにある八角形の美しい建物が
 サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会です。
 この教会は、
 17世紀に大流行したペストが終結したことに感謝して
 聖母マリアに捧げるために建てられた、
 ヴェネツィアでは比較的新しい
 バロック様式の教会です。

 左の写真ではわかりにくいのですが、
 クーポラ下部のアーチの脇の柱から、
 まるでロールケーキをスライスしたような
 渦巻き型のフライングバットレス風の
 装飾が突き出ているのが
 独特のアクセントになっています。

 内部は比較的シンプルですが、
 聖具室ではティツィアーノとティントレットの競作も
 見どころのひとつです。

しかし、なんといってもこの教会がもっとも映えるのは、夕暮れ時でしょう。
夕日をあびて白大理石がピンクに染まる姿は、ヴェネツィアでもっとも美しい風景の一つだと思います。

101602 

ヴェネツィア物語 (とんぼの本)
塩野 七生,宮下 規久朗
新潮社

 


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