ヴィットリオ・エマヌエレ2世通りに面した、これといって特徴のない、
この建物が古代ローマ劇場跡への入り口です。
劇場は通りや広場に面しているわけではなく、住宅が密集しているど真ん中にあるため、
こうやって建物の中を抜けていくというわけです。
目印は、この看板。見落とさないよう、注意して歩きます。
建物の中に入ると、アーチの向こうに劇場の観客席が見えてきます。
劇場を案内してくれるのは、このネコ。まるで支配人のようにふるまっています。
ネコにすすめられるままに、観客席の下の通路を歩いていくと…。
いつのまにか、観客席の一番上にやってきていました。
舞台にあたる部分には、雨水がたまったのでしょうか、まるで池のようになっています。
それにしても、これだけの規模の劇場があるということは、
カターニアは古代ローマの時代から大きな町だったんですね。