カターニアの旧市街の西にある大きな修道院です。16世紀にベネディクト派によって創建されました。
現在の建物は18世紀に建てられたもので、カターニアの代表的なバロック建築のうちのひとつです。
空撮による全体写真を見ると、この修道院の規模の大きさがよくわかります。
修道院の隣には、サン・ニコロ・ラレーナ教会があります。
この不思議なファサードは、未完成のまま工事が中止されたことによるものです。
完成したら、どんな姿になっていたんでしょうか。
こちらが修道院の建物です。カターニア・バロック様式とでも呼べばいいのでしょうか。
カターニアらしく溶岩がふんだんに使われていますが、
窓飾りなどには石灰岩も使われています。
正面から見ただけでは、建物の大きさはピンときませんが、
側面にまわると、その奥行に驚かされます。
この四角錘状に装飾された柱と、バルコニーを支える部分と窓の両脇の彫刻は、
カターニアの他の建物にもよく見られる特徴的なスタイルです。
それでは、いよいよ修道院の中へと入ってみましょう。