Ristorante Victoria(リストランテ ビクトリア:Parc Hotel Victoria地下)
Corso Italia(イタリア大通り)の一番南(1番地!)にあるホテルに併設されたリストランテです。
シーズンオフでクローズしているリストランテが多い中、オープンしていた数少ないお店です。
ホテルのリストランテなので、あまり期待はしていなかったのですが、いい意味で予想が裏切られて、
満足できるひと時を過ごすことができました。
ホテルのリストランテなので、多彩なメニューがありますが、基本は南チロル風。
前菜はAntipasti Tirolese(チロル風前菜盛り合わせ)です。
ワインもSudtirol Terlaner(スッドチロル・テルラーナー)をカメリエーレ?
(どう見てもソムリエじゃなかったんです)に薦めてもらいました。
プリモはカスンツィエイ(Casunziei Rossi)。
コルティーナの郷土料理で、ビーツ(赤カブと書かれているガイドブックなどが多いのですが、
甘みがすごく強いので絶対にビーツです)をつめた半月状のラヴィオリに、
ケシの実たっぷりのソースがかかっています。
ちなみにほうれん草とリコッタをつめたものは、Casunziei Verdiと呼ぶそうです。
セコンドはカネーデリ(Canederli)です。バターベースのソースがかかっています。
真ん中のかき揚げのようなものはカネーデリの薄切りを揚げたものです。
内装はこんな感じです。見事なまでにお客がいないのがわかります。
シーズンオフというのはこういうものなんでしょうか。
このあと、ホテルの支配人と思しき人が、給仕長と思われる人を相手に、
テーブルに腰かけてえんえんと接客の心得?を説いていました。
(内容すべてが理解できたわけではないので、あくまで想像です。)
で、メニューに戻ると、ドルチェはまたまたアップルストゥルーデル。何回目でしょうか。
でも、この地方の名物なわけですから、食べておかないと。
こんなところでティラミスを食べても、しかたないですよね。
(どうしてもティラミスが食べたいときは別ですが…)
こうして、静かなコルティナの夜は更けていくのでした・・・。
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