再び街中にもどってみましょう。
ローマ帝国時代を起源に持つこの町では、ところどころに歴史を感じさせる遺跡が残っています。
(このアーチはローマ時代のものではなさそうですが…)
街の西側を歩くと、谷の向こうにスカーラの家並みが見えてきます。
街の西のはずれには、グラディッロのサンタマリア教会(Chiesa di Santa Maria a Gradillo)があります。
外観は典型的なアラブ・ノルマン様式ですが、中はバロック様式に改装されています。
鐘楼は創立当初のものが残っていますが、クーポラの部分は、実は後世に修復されたものだそうです。
でも、うっすらとアラブ・ノルマン様式独特のデザインが残っていますね。
さらに北の街はずれ近くまで歩くと、今度は右手の高台にサン・ジョヴァンニ・デル・トロ教会
(Chiesa di S.Giovanni del Toro)が見えてきます。漆喰の白が真っ青な空によく映えています。
教会脇の階段をのぼり、正面に出てみると、ドゥオーモ同様にシンプルなファサードです。
そろそろ少しおなかが空いてきました。街の中心に戻っていきましょう。
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