平成29年度適正化事業で行った整備工事についてご紹介いたします。
工事内容は、国坂揚水機場の2号ポンプ及び電動機のオーバーホールです。
(1号機は平成28年度に整備済み)
工場持ち帰り整備ですので、現地整備より精度の高い整備内容となります。
では、工事写真を使って整備状況を説明していきたいと思いますので、興味のある方は是非ご覧下さい(^^)
着工前の2号機(前回の整備は平成20年度でした)。
ポンプ分解。上ケーシング、羽根車やシャフトなどを取り外し整備工場へ運搬されます。
整備工場に運搬された電動機。
全分解の様子、錆や汚れが確認できます。軸受も痛んでいたようです。
整備工場に運搬された回転体一式。今回の整備で軸受箱を交換します。
こちらも錆や汚れが確認できます。この後、各寸法測定が行われます。
こちらはポンプの上ケーシングです。錆や汚れはケレン作業により清掃します。
清掃後、内面塗装後の状態(2回目)。
暗くて見えにくいかもしれませんが、電動機をスチーム洗浄している様子です。
この後、乾燥させてからワニス塗布します。
浸透探傷検査の様子。
※専用スプレーを吹き付けヒビ等の傷を見分けます。
羽根車の浸透探傷検査、異常なし。
ポンプ主軸の浸透探傷検査、異常なし。
ポンプの新旧部品。
電動機の新旧部品(フライホイールのカップリングボルトと軸受)。
場内整備後の電動機。ピカピカになってますね。
場内整備後のポンプ回転体。この状態でポンプ場まで運搬されます。
場内整備後の上ケーシング。清掃、塗装が完了しました。
工場からポンプ場に運搬され作業員により組立が行われます。
グランドパッキン取付後にケーシングパッキン取り付け。
余談ですが、各ポンプ場のグランドパッキンは改良区職員で毎年交換しています(^^)
試運転調整、仕上げ塗装を行い、完成。
今回は、適正化事業でのポンプ及び電動機整備のご紹介でした。
改良区職員も冬場にポンプの分解点検を行っておりますので「スタッフK」のブログをご覧下さい。
最後までご覧頂きありがとうございました(^^)
事業名:土地改良施設維持管理適正化事業
工事名:国坂揚水機場2号ポンプ及び電動機分解整備工事
工 期:着工 平成29年11月14日
完成 平成30年 3月16日
請負工事額:金4、345、920円
(うち取引に係る消費税及び地方消費税の額 金321、920円)
施工業者:鳥取電業株式会社