善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
http://zennenji.com/

オムツのホクトの巻

2009-09-17 | Weblog
◎ 「仏壇を購入したら満中陰まで扉を閉めておく」とか「仏壇がある場合も臨終から満中陰までしめておく」などという習慣がある地域もありますが、浄土真宗の場合は阿弥陀仏を中心に仏事を勤める生活を営むのですから、、閉めるどころか開けておかなければ仏事の用が足せません。ただ普段と違い、生活をつつしむ期間ですから、その意を表すお荘厳として、白の打敷を掛け、仏花も白の花を用います。

門徒のたしなみ 冠婚葬祭考 蔵田了然著より



写真は1ヶ月前のホクトです。

実は先月17日朝9時すぎ ホクトが会館廊下の入り口に失神状態で倒れているのを発見
さっきまでウロウロ動き回り元気だったのに・・・
どうしよう
住職はアクアラインを通り千葉へ行ってしまいました。
顕至は電波の届かない丹沢へ2泊予定で行く直前でした。
大坊守もオロオロ
お盆休みもなく開いているという掛かりつけに電話して~
動物病院へは渋滞の道を20分かかり・・・ホクトは小さいから助手席に寝せたまま何とか到着
先生から何を食べましたか?
何かを食べてますね~
とりあえず入院
夕方様子が落ち着いたら 面会に来てください

そんなこんなで家にて待機 ため息ばかりが出るんです。

病院から下血が始まり止らないから覚悟していてくださいとの電話

私も失神しそうです。

帰ってきた住職と夕方 面会の許可がでたので会いに行きましたら
「迎えにきてくれた?帰りたい」とホクトがゲージの中から目で訴えるんです。
ひょろひょろと歩き・・・声も出ない
血のマットを見せられ・・・

翌朝から皆 元気がなく

今だけ電波が入る所にいるからと長男から「ホクトは?・・」

近くの葬儀社から
「葬儀料金を値下げしました。チラシを沢山ご用意しておきました。
見てください」・・・その名も「北斗」という名の葬儀プラン

でも 翌日の夕方 今度は病院から
「迎えに来てください」の緊急電話

どうやら 病院のスタッフにはそっけないが 患者の身内が来るとゲージから吠えて僕も連れて帰って・・」とうるさく騒ぐらしく

こんなに吠えると治るどころか体力を消耗するから自宅療養 本来ならまだお返しはできないけど ホクト君は特別   
1泊食事抜き点滴付き 41.000円也
どんな高級ホテル?と思う支払いでした。
でも命を助けてくださり有難うございます・・・・

そして写真のオムツ姿のホクトです。あれから1ヶ月 お蔭さまで元気になりました。
あれは一体なんだったの?とお医者さんたちに未だに言われるホクトです。

人間もペットも同じとよく言いますが 本当にそうでした。
ホクトが いない家はがらーんとして みんなの元気もなく沈んだ状態でした。

ホクトのお蔭で また一緒に過せる幸せを実感しています。

ありがとう~
コメント
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