今日の香川県東部さぬき市の気温は２４度から３１度。湿度も７６％から９２％という蒸し暑い午後になったし、夕方からは強風が吹き荒れるという変な気候になった。
昨日、親鸞聖人ゆかりの「二十四輩」さんの調べ物をしたが、もっと調べていくと、香川だけでも３０カ所くらいの「二十四輩」の写し霊場があるらしい・・・。そこで、近くにあるらしい「にじゅうしはいさん」を訪ねるべく出発しようとしたら、奥方のけいこばぁから「待った！」が掛かった・・・。
「たまには私らにもリフレッシュさせてよ～！」というので、一緒に乗せて行くことになった。もちろん、母のさっちゃんも一緒だ。
これはさぬき市鶴羽という漁港近くの小山にある「二十四輩」のスタート地点。小高い山の坂道の途中に石仏が２２だか２３だかあるらしい・・・。奥方や母上を連れては行けぬので、今日は場所の確認のみ。
次は高松市前田東町の平尾山にある阿弥陀寺周辺にある「二十四輩さん」。ここは、ミニ四国霊場とごっちゃになって並んでいる。ここも涼しくなってから再調査だ。
続いてお邪魔したのが、木田郡三木町にある「願勝寺」さんという真宗大谷派のお寺さん。ここには静御前のお墓があるというのでお参りしてきたが、二十四輩さんには直接関係ないみたい。最初の「報恩寺」から「真骨」をいただいておまつりしてあるとは言うてたが・・・。
母のさっちゃんが「生ビールが飲みたい」というし、けいこばぁが「おいしいおうどんが食べたい」というので、いつもの「うどん亭・いわせ」に行った。さぬき市長尾東になる。ここは一般店。
けいこばぁはいつもの「かけうどん」、さっちゃんは「やまかけうどん」、私はこの・・「野菜掻き揚げぶっかけうどん」を注文した。これで６００円だ。ま、湯がいて釜からあがったばかりのうどんだから、おいしいには違いない・・。さっちゃんは「生小」に豆腐のおでんを食べて山かけうどんだ。やるもんだね・・・。
長尾から・・・南に進んで・・・さぬき市多和から・・・国道１９３号線に出て、高松市塩江町に向かうが、その途中でようやくに彼岸花を見つけた。しかし、今日はその後は全く・・・曼珠沙華は見えなかった。まだ、時期的に早いのだろうか。
高松市塩江町は、「塩江温泉郷」と知られるところで、高松の奥座敷として、保養所や温泉・湯治場として利用されてきた。そこにある内場ダムというダムの奥に、この遺跡がある。高松市塩江町上西（かみにし）焼堂という集落の軍人墓地の奥の山肌に、この「二十四輩」がある。ここも場所の確認のみ。
塩江町から高松市内に戻ってきたところ、高松市香南町にはる「専妙寺」さんの、この本堂上にも「二十四輩」さんがあった。今日はここまでだが、讃岐にも数多くの「二十四輩さん」があることがわかった・・・。
とかく、四国に住んでいると、「お遍路さん」＝「お四国さん」、「四国霊場八十八カ所」が当たり前の常識として刷り込まれているが、「真宗王国さぬき」には、こうした「二十四輩さん」があるんだぞということを再確認したことだった。これで、六分の一が終わったというところ・・。旅はこれからも続く予定。
さて、家族サービスが終わって一休みすると、今度は集落のお仕事。今日は「山の神さん」のおまつりなんだと。昔の娯楽のない時代、田の神、山の神、地の神などに豊作を祈願し、家内安全を祈った時代があった。それをダシにして煮染めや漬け物をアテにして酒盛りをして普段の憂さ晴らしや情報交換をし、地域の連帯を深めたものだった。今日はその神主役。なんでもやるもんだ・・・。
今は、自治会堂で、お茶とパンによる「直来：なおらい」になって、お宮さんにお参りもしないし、神主さんも呼ばない・・・。ま、懇親会みたいなもので一時間・・・。十二軒の小さな集落だが、こういうことでもないと、みんなで顔を合わす機会もなくなった・・・。
夕方は嵐のような雨が叩き付けるように降って、今度は嵐のような風が吹き荒れている。全く・・・おかしな天候が続くことだ。
今日の掲示板はこれ。今日の「願勝寺」の入り口にあったもの。「あなたがどれほど人生に絶望しても 人生の方があなたに絶望することはない」 お東さん（大谷派＝東本願寺）の法語は難しい・・・。考えさせようとする「ひっかけ」が多い。確かに人間は人生に絶望するが、人生は私に絶望はしない。だから、それで「安心しなさい」とでも言うのだろうか・・。わからん。
じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。