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さらば石巻。リボーンアート・フェスティバル市街地エリア 2019年秋の旅(25)

2019年10月19日 16時23分36秒 | 道外の国際芸術祭
(承前)

 Reborn Art Festival 2019 の記事もこれで最後。

 前項の山形藝術界隈で時間がかかり、市街地エリアと石巻駅前エリアの制覇は困難になった。

 仙台に戻るバスの時間が来るまで、できる範囲で見ることにした。

 すぐ近くの「パナックけいてい」。
 マチの小さな電器屋さんだ。
 だが、古本屋じゃないかと思うぐらい、本がたくさん置いてある。石ノ森章太郎のグッズもなぜかある(ひとつ買いました)。


 2階が小さな展覧会場になっていて、マンガの原画が額装されて何点か壁に貼ってある。

 石巻出身の漫画家、たなか亜紀夫の「街の灯火」。
 大震災で水や泥につかった原画を「石巻劇場芸術協会、地元の高校生の助けを借り、有馬かおるが展示構成する」というもの。

 原画それ自体のもつ力に加え(いまさらかもしれないが、プロのベテラン漫画家の絵は、さすがにうまいです)、あちこちについた泥やしみが「3・11」の記憶を呼び覚ます。


 もう一つ、かつての映画館のネオンサインが置いてあった。
 石巻劇場芸術協会の「City Lights」という作品。
 地元で映画上映や演劇公演の企画を行うグループとのこと。

 これは、赤平アートプロジェクトで上遠野敏さんが発表した「住友赤平立坑ネオン再び」を思い出さざるをえない。


 電器屋のご主人やボランティアの方々と話をしていると、ほんとうに時間がなくなってきた。

 となりにある「石巻のキワマリ荘」をのぞいてみたら、富松篤さんという作家がものすごい熱心さで木彫に取り組んでいるのが窓ごしに見えた。
 こういう具象彫刻を、現代アートの文脈に位置づけて鑑賞することは、けっこう難しい。
 ただ、制作中の作家からは熱がぐんぐん伝わってきて、写真を撮るのもためらわれた。



 なお、(26)はのんきな話題なので、後に回し、(27)から先にアップする予定です。

(この項続く) (27へ) 


2019年秋の旅(0) さくいん

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