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中村矢一「牧歌」(札幌・豊平区役所)

2019年07月19日 09時35分40秒 | 街角と道端のアート
 7月のある日、参議院選挙の期日前投票のため、札幌の豊平区役所(豊平区民センター)に足を運んだ際に、目に入った作品。
 横幅1メートルぐらいはありそうな、大きな金工のレリーフだ。

 ずきんのようなものをかぶった6人を中心に、スズラン、羊の群れ、ポプラの木々やサイロなどを配した構図は、羊ヶ丘の農業試験場を抱える豊平区らしいといえるし、また、いかにも、栗谷川健一などに代表する「北海道っぽいイメージ」の具現化であるともいえそうだ。

 中村矢一さん(1931~2008)は、札幌で活動した金工作家で、光風会と道展の会員。
 この分野の道内第一人者だった畠山三代喜さんに金工を習い、北海道金工作家協会の創立会員でもあった(同協会は2008年に30周年記念展を、12年に小品展を、開いているが、それ以降、活動の記録が見つからない)。
 道内の金工のベテランは、こういうロマンティックな作風の作家が多かったという印象がある。

 ところで、このレリーフを見ながら、筆者は

豊平区民センターに伊藤隆一さん(?)の作品

という記事を書いたときのことを思い出していた。

 2010年のこのときも、7月からオホーツク管内へ異動するため、参院選の期日前投票に豊平区役所を訪れたのだった。

 なんだか、自分の人生で2010年代はおなじようなところをぐるぐるまわっていて、ちっとも進歩がないような気がする。

 しみじみと、空を見上げる。


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