北海道美術ネット別館

アート、書道、写真などの展覧会情報や紹介、批評、日記。毎日更新しています

岩見沢駅前にある朝倉響子の彫刻「友だち」が車にひかれる

2019年07月06日 10時51分39秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2019年7月4日の空知版にめずらしいニュースが載っていました。
 以下引用。


 【岩見沢】3日午前0時ごろ、JR岩見沢駅前の広場に設置されているブロンズ像に乗用車が突っ込んでいるのを通行人が見つけ、岩見沢署に届け出た。背中合わせに立った少女2体の像のうち1体が足首から折れて倒れ、10メートルほど引きずられた跡もあった。

 署員が現場に駆けつけた時には車はなかったが、約400メートル離れた路上で前方が破損した車を発見。車の持ち主とみられる40代男性は「駅前広場で事故を起こした」と話したという。男性にけがはなく、同署は事故原因などを調べている。

(中略)

 市によると、像は彫刻家の故・朝倉響子さんの作品「友だち」。1997年の駅前広場整備に合わせて市が制作を依頼し、駅前のシンボルとして親しまれてきた。高さはそれぞれ約170センチ、2体を合わせた重量は約300キロ。像本体と設置費用は計5400万円だった。(以下略)


 昔はこういうことはなかったと思います。
 マチの中にある野外彫刻は、高い台座の上に立っているか、あるいは、公園の中にあって自動車とぶつかりようがなかったからです。 

 近年の傾向として、彫刻が台座から離れ、地面の上に設置されることが増えています。
 偉人や軍人の彫刻が持つ権威主義的な性格が薄れたという事情もあるでしょう。

 この朝倉さんの彫刻も、本来は自動車と接触するような位置に立っているわけではありません。
 くだんの乗用車は駅前のロータリーからおよそ20メートルもはみ出したとのこと。
 いったいどんな運転をすれば、こういうことが起きるのか、想像もつきません。
 見送りの車から人が乗り降りするスペースがあるような細い道路で、それほど速度を出すようなところではありません。


 ところで、岩見沢駅前にあるこの彫刻を、筆者が撮っていないはずはないのですが、パソコンの中に見当たりません。

 かわりに、おなじ作者で、札幌芸術の森野外美術館にある「ふたり」の画像をあげておきます。




 ブログ「散歩日記X」に「友だち」の画像があったので、こちらを参考にしてください。

 もうひとつ書いておくと、1995年の阪神大震災で、美術館が所蔵する多くの彫刻や立体作品が倒れました。
 早朝だったので、展示中の彫刻に押し倒されたり人は幸いいませんでしたが、このとき美術館関係者があらためて驚いたことには、彫刻の大きさや作者は台帳に記録してあっても、重量が判明していた例はほとんどなかったのだそうです。

 岩見沢市は、震災後だったせいかどうかはわかりませんが、きちんと重量を記録していたのですね。



関連記事へのリンク
朝倉響子さん死去

コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 2019年7月4日夜と5日のツイート | トップ | 2019年7月6日のツイート »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SH)
2019-07-07 06:45:07
ヤナイさん、こんにちは。
岩見沢駅前はたしかに平坦ではありますが、この彫刻に車がぶつかるとは恐ろしいですね。
時間が深夜でなければ、歩行者への危険があったのではないかと思われます。
まあ、最近、高齢者の交通事故報道が多くなっていますが、実際にはこのようにあちこちでいろんな年代が事故を起こしているのでしょう。
ヤナイさんの彫刻撮影網羅度には負けていますが、画像が参考になって幸いです。
Unknown (h-art_2005)
2019-07-07 11:33:09
SHさん、おはようございます。
ここの岩見沢駅前はかなり広いスペースがあり、いったいどういう運転をすればこういう事態になるのか理解に苦しみます。彫刻で良かったというと語弊がありますが、歩行者なら命の危険がありますよね。

野外彫刻の写真は撮ってそのままにしているものがあまりに多く、なるべく早く記事にした方が良いと、あらためて反省しています。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。