北海道美術ネット別館

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第20回北海道墨人展

2006年04月02日 06時22分59秒 | 展覧会の紹介-書
 極太の筆でエイヤッと書く「墨象」という書の分野の展覧会です。ただし、31人全員が1文字書で、あまり変わったことをしている人は、今回は見受けられません。
 墨ににかわをまぜて、おもしろい効果を出しているのが、荒野洋子さん(倶知安)「崖」、山崎貫二さん(登別)「誕」。
 樋口雅山房さん(札幌)「春」は、左右の余白とのバランス感覚がさすがです。
 吉田敏子さん(同)「灼」も、全体のつりあいが美しいと思いました。
 太田暁雲さん(江別)は「少」。迫力を追求する(?)この分野で、こういう文字をえらぶのはおもしろい。軸装もわりとめずらしいのでは。
 ほかにも、太田俊勝さん(札幌)「唯」、久保昭さん(同)「敬」、久保哲哉さん(同)「轉」、渋谷北象さん(旭川)「龍」、照井心磊さん(同)「空」など、そうそうたる顔ぶれが、気合に満ちた作品を出しています。

3月29日-4月2日 10:00-18:00(最終日-16:00)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6 地図G) 月曜休み 
2日午後4時から会場で研究会(一般公開)


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