前項「【告知】長万部写真道場 再考ー北海道における写真記録のこれから」で記したように、会場の長万部町学習文化センターは、JRや車ではじめて来る人には、すこしわかりづらいと思います。
JR長万部駅には、東側にしか出入り口がありません。
国道5号や、駅前商店街は、JR函館線の東側で、町を南北に貫いています。
しかし、線路の西側にも幹線道路が南北に走り、学習文化センターなどおもな文化関係施設はほとんどその通りに沿っています。
さらに、その道路と線路の間にも道路があり、そこには長万部温泉街があります。昭和のころからほとんど変わっていない、レトロ好きにはたまらないたたずまいです。
ここでは、JR長万部駅から、長万部町学習文化センターに行く道順を解説します。
この経路は、Google やgooマップ、カーナビゲーションなどではわかりません。
ただし、筆者は近年長万部を訪れていないので、google のストリートビューからスクリーンショットでダウンロードした画像を貼り付けてみました。
長万部駅を降りたときに、目に入る光景です。
正面にまっすぐ、国道5号や海(噴火湾)のほうへ伸びている道路は「駅前通」で、2007年に開通した新しい道路です。
この道路の入り口あたりに、長万部写真道場の澤博さんが経営していた「長万部食堂」がありました。食堂を取り壊してつくられた道路ということになります。
駅前広場から数十メートルすすむと、JR函館線と平行して走る町のメインストリートがあり、かにめしで有名な「かなや」などがあります。
今回は、そこまでは行かず、駅をおりたらすぐに左に曲がって、線路のすぐ脇の細い道を直進することにしましょう。
北海道新聞の販売店のちょっと先で、左に入ります。
すると「温泉近道」の看板が立っていて、その先には、人道跨線橋があります。
JR函館線をまたぐので、鉄道写真を撮るにもよいポイントだと思います。
ただ、1973年設置なので、かなり老朽化しているようです。
跨線橋をまたいで、線路の西側の道路に出てきたところ。JRの長万部保線管理室がたっています。
道路に出たら、右に曲がります(この画像は、跨線橋を降りて、振り返ったところなので、左になります)。
温泉街の中を通ります。
冒頭の地図で、線路のすこし左側を上下に通っている直線道路です(線路のすぐ左にある踏み分け道ではない)。
右手にあるのは「バーミモザ」で、カクテルが飲めたりカレーが食べたりできる、しゃれたスポットです。
しばらく行き、丸金旅館の先を左に曲がります。
左に曲がってしばらく行くと、片側1車線ではありますが、わりあい広い道路に出ます。これを左に曲がります。
道なりに進むと、右手には町民センターがあります。前庭には、本郷新の彫刻が並んでいるので、
美術ファンはお見逃しなく。
左奥に見えるひときわ大きな建物が学習文化センターです。図書館と文化ホールを併設しています。
というわけで、駅前からタクシーで来てもいいのですが、跨線橋を渡って歩いていくと10分かからないと思います。
ただし、この跨線橋、真冬の除雪がどうなっているかなどは、筆者はわからないので、ご了承願います。