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赤平に流政之さんの「彫刻公園サキヤマ」完成

2014年06月13日 22時58分05秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2014年6月8日付、道央版に載っていた記事から。
 92歳の流さんが除幕式に駆けつけた、というくだりが、胸にじんときます。さすが、サムライだなあ。

 【赤平】日本を代表する彫刻家流政之(ながれまさゆき)さん(92)=高松市在住=の作品2点が7日、赤平市幌岡町のエルム高原リゾート内にある「彫刻公園サキヤマ」で除幕された。5年計画で市民が中心になって設置してきた流さんの作品は、これで目標の10点がそろい、公園は名実共に完成した。

 式には流さんも出席した。除幕されたのは、辺境の防備にあたった古代の孤高の兵士をイメージさせるサキモリ(ブロンズ、高さ2メートル29センチ)と、地元に伝わるアイヌ民族の悲話に由来するピリカ(御影石、高さ2メートル11センチ)。広さ約32ヘクタールの公園内には、赤平の歴史を支えた炭鉱員とその妻を表現したサキヤマ(先山)、アトヤマ(後山)など既に8点の流作品がある。

 流さんと赤平の縁は、2004年に札幌で開いた作品展のオープニングで、市民有志が三味線の演奏を披露したことが始まり。10年にサキヤマの寄贈を受けた後、市民でつくる流政之赤平応援隊(板垣英三代表)が中心になり、寄付や市費で公園に作品の設置を続けてきた。(以下略)


 筆者は一度も行ったことがないので、ぜひ足を運んでみたいですね。

 それにしても、流さんといえば、道南の流山温泉に彫刻公園があります。奥尻にも作品が設置されていますし、札幌でも、ちょっと数えただけで、JR札幌駅前、駅北側の「エルプラザ」前、道立近代美術館の前庭、知事公館の庭と、4カ所で作品を見ることができます。
 もともと北海道ゆかりの人ではありませんが、この何年かで急に彫刻の設置が増えているのは、なにか流さんと北海道の間で、波長のあうところがあったのかもしれません。

 赤平の「彫刻公園サキヤマ」については、赤平観光協会のページ( http://akabirakankoukyoukai.jp/sightseeing/cho-koku_park.html )にくわしい紹介が載っており、参考になります。



□流政之公式HP http://www.nagaremasayuki.com


・中央バス「滝芦線」の「エルム高原入口」から約2キロ、徒歩26分。滝川ターミナルからエルム高原入口までは乗車約20分


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
流政之さんのご冥福をおいのりいたします。 (怜な)
2018-07-18 15:16:01
こんにちは。

また、大切な方が亡くなられ、残念です。赤平市に彫刻作品が10点も建っているのですね。時期をみて行ってきたいと思います。(高速バスでも行けそうです)

また、藤野千鶴子さんの作品も観に行きます(カフェ北都館) いつも、情報をありがとうございます。
Re:流政之さんのご冥福をおいのりいたします。 (h-art_2005)
2018-07-18 15:19:41
怜なさん、いつもありがとうございますm(._.)m

赤平エルム高原も七飯の流山温泉もまだ行けていません。全然時間がなくて…。

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