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札幌・狸小路の老舗「松山額縁店」、2月末で閉店

2021年02月22日 22時22分22秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2021年2月20日朝刊、第4社会面から( https://www.hokkaido-np.co.jp/article/513431 )。

 札幌市中央区の額縁・絵画販売「松山額縁店」(南3西5)が、今月末で創業95年の歴史に幕を下ろす。額装の専門店として道内の画壇を支えてきたが、近年はインターネット通販に押され、新型コロナウイルスの影響もあって客足が低迷し、閉店を決めた。関係者には惜しむ声が広がる。3代目社長の松山真也さん(55)は「営業最終日まで額装の魅力を伝えたい」と話す。

 前身の「松山賞美堂」を真也さんの祖父清十郎さんが創業したのは、1926年(大正15年)。額縁の製造販売を手掛けた。最初の客は風景画で知られ、道内の水彩画普及に大きな役割を果たした画家繁野三郎さん(1894~1986年)だったという。(以下略)


 文中には単に「中央区」とありますが、狸小路の5丁目です。

 店内には所狭しと版画や油絵が掛かっていたことを思い出します。
 記事の続きにはなぜか道展事務局長の談話が載っていましたが、店内に多かったのは、はり絵で名高い藤倉英幸さんや、府川誠さんのほのぼのとした版画だったと記憶しています。

 ところが一昨年だったか、前を通りがかると、1階を別の店舗に明け渡していたので、びっくりしたのでした。

 松山清十郎さんは、札幌時計台ギャラリー創設者の荒巻芳さん(荒巻義雄さんの父親)と一緒に「六五会」という日曜画家サークルをつくり、健筆をふるっていたそうです。1979年歿。
(この段落はさっぽろ文庫『札幌の絵画』278~280頁による)
 このサークルは少なくとも2018年までは活動していました。

 上の記事中には、ネット通販うんぬんとありますが、そもそも日曜画家が減り、額縁の需要も減少しているのではないでしょうか。
 以前であれば油絵や水彩画に取り組んだような人は、いまはトールペインティングやアクセサリー制作など他の趣味に分散しているか、あるいは、コピックやペンタブレットを握っているのではないかというのが筆者の見立てです。

 公式サイトは
http://matsuyama.web7.jp/
です。
 このコンテンツには、六花亭の包装紙で知られる坂本直行のページもあり、閉店後はこういうコンテンツも失われてしまうのだろうかと心配です。


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