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続き・新型コロナウイルスの影響。道立美術館すべてが休館へ(3月1日昼、6度目の更新)

2020年03月01日 12時37分47秒 | 新型コロナウイルス
(新型コロナウィルス流行に伴う、道内アート界への影響(2月24日正午現在)。追記あり)

※4月20日深夜、木田金次郎美術館のくだりを訂正しています。


 3月1日昼、6度目の更新です。
 鈴木知事が2月29日と3月1日は外出を控えるよう呼びかけたことも手伝い、開催中止・美術館閉鎖の波はさらに広まっています。

 さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)は、3月3~8日営業自粛だそうです(和泉陽子さんが展示を自粛するのではなく、ギャラリーが休み)。




 続いて美術館は、道立、札幌市立に続いて閉鎖が拡大している。
 2月27日には営業中と明記していた木田金次郎美術館(後志管内岩内町)も3月3日からの臨時休館を発表した。後志地方はまだ感染者が出ていないのだが。
 木田金次郎美術館は火曜月曜休みなので、3月2日1日までは開館ということになる。

※この項訂正しました。木田美術館は月曜休みです。申し訳ありませんでした。
(2020年4月20日)



 ほかにも…。







 旭川市彫刻美術館と旭川駅のステーションギャラリーは3月16日まで臨時休館。
 室蘭市民美術館は、いまのところ、4日まで臨時休館
 

 筆者の知る範囲で、まだ閉館を広く告知していないのは
小樽芸術村(似鳥美術館)
苫小牧市美術博物館
・神田日勝記念美術館 (@kandanissho
網走市立美術館
釧路市立美術館
有島記念館(後志管内ニセコ町)
ぐらいしか思い当たりません。
 苫小牧は29日と1日は開館を明記しています。
 道立の各美術館(近代、旭川、函館、帯広、三岸、釧路芸術館)と文学館、札幌芸術の森美術館、札幌彫刻美術館、市立小樽美術館と文学館は、既報の通り、臨時休館しています。

 また、オホーツク管内斜里町にある「北のアルプ美術館」は冬季休業中でしたが、3月1日再開を明記しています。

 札幌市民ギャラリーは、施設自体が閉まったというアナウンスはないですが、高校の展覧会などが次々と中止になっています。

 いずれにしても、行く前に確かめた方が良いでしょう。


 札幌市資料館も、ミニギャラリーの展示が続々取りやめになり、SIAFラウンジもこのような状態。









 これ、夕力夕”さんの個展もスタートが延びるんじゃないのかな。

 午後1時に追加。








 29日朝7時半、5度目の更新です。





 4度目の更新です。今後も随時更新します。

(2月29日朝更新)



 本郷新記念札幌彫刻美術館も3月16日まで休止します
 同館はもともと、記念館の特別展は終わったばかりで、本館の所蔵品展しか開いていない時期でした。


 中止になった主な展覧会は次の通り。
フィギュールの森 Work in Progress 8―北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究 美術グループ成果報告作品展=3月10日(火)~29日(日)、北翔大札幌円山キャンパスギャラリー(中央区南1西22 旧ポルト)。
・札幌圏大学生合同写真展 EX17th=3月3日(火)~8日(日)、札幌市民ギャラリー
・北海学園大II部写真展
・北海道教育大学岩見沢校 現代美術・平面表現研究室展 ひらひら展
・渡辺元 作品展(さいとうギャラリー 3月10~15日。同ギャラリーでは3~8日の和泉陽子個展も)

・道新文化センターかるちゃー祭2020受講生作品展 第7週・第8週 (2月27日~3月10日、道新ぎゃらりー)
※道新文化センターは臨時休講中です(3月10日まで)


 札幌アートビーンズによる情報。
・NHKぎゃらりーは3月19日まで休み(「Bois木版画展」2月28日~3月5日)


 サッポロファクトリーが2月29日と3月1日臨時休業。古川祐子写真展「私が私を知るとき」(3月31日まで)も2日スタートとなります。

 Facebook より。






(2月27日深夜更新)

 北海道のサイトの「新型コロナウイルス感染症について http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/singatakoronahaien.htm のいちばん下から入ると、次のpdf ファイルにリンクします。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/rinnzikixyuukann.pdf

 北海道立の美術館などはすべて2月29日から3月16日まで休館になるようです。
 つまり、近代美術館、三岸好太郎美術館、北海道博物館、道立文学館(以上札幌)、旭川美術館、函館美術館、帯広美術館、釧路芸術館、北方民族博物館(網走)。

 各館のサイトの更新やツイートが追いついていないかもしれません。

 道立文学館で開催中の好企画「砂澤ビッキの詩と本棚」はもともと3月22日まで開催なので、再開後に見られる可能性もありますが、近代美術館の「北海道151年のヴンダーカンマー」や友田コレクションなどは、あす28日で終了です。

 見てほしいけど、最終日で混雑したら、濃厚接触になるかな。 

 この措置については項を改めて書くかもしれません(→2月28日、書きました)。





(2月27日追記)

 mima 道立三岸好太郎美術館から、3月14日の「ミニ・リサイタル」の中止についてご連絡をいただきました。

 また、さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)から3月3~8日の和泉陽子絵画展の「自粛」が決まったとお知らせがありました。

 ありがとうございます。

 本日、ツイッターで拾った情報を中心に、以下にコピーします。
 面倒なので、書き直しません。

 感想を二つ。
 道立旭川美術館はこのまま4月初旬まで休みということになります。
 おそらく受付などは臨時職員ではないかと推察されますが、いったいどうするんでしょう。あるいは、突然学校が休みになって、逆に欠席者が続出して勤務シフトがまわらなくなっているのかもしれません。
 旭川の画家というテーマの所蔵品の展覧会だったのでずいぶん思い切った措置に出たな~と驚きました。

 後志地方は27日までにまだ感染者が見つかっていないこともあり、市立小樽美術館が催しをひとつ中止しただけで、木田金次郎美術館はFacebook に「開館しています」と明記していますし、似鳥美術館も開館しています。
 小川原脩記念美術館に至っては、サイトになんの注意書きもありません。
 こういうの、いいなあ。








市立小樽美術館
<中止する行事>
3月1日(日)_ミュージアム・トーク「パリに渡った日本人画家たち」












(以下、2月26日の記述)

 mima北海道立三岸好太郎美術館から、2月29日の「子どものためのコンサート ~バル・ミュゼット楽団 La Zone( ラ・ゾーヌ)がやってくる」が中止になったというお知らせが、封書で届きました。
 わざわざありがとうございます。

 また、3月7日(土)、8日(日)に北海道教育大HUGで開催予定だった「VIDEO PARTY×EZOFILM2020」は延期 が決まりました。

 このほか、大きなイベントとしては、札幌芸術の森を舞台に開かれる手作りの音楽フェス「おととたび(oto to tabi)」の中止が大きなニュースかもしれません。
 大谷大の有志や、アートイベントの装飾で知られる作家も参加するイベントなのですが。




 札幌圏の美術館やギャラリーについては、前項をごらんいただくとして、連休明けには、地方美術館の対応が次々と明らかになっています。

 なかでも、規模が大きいのは釧路芸術館です。

 サイトではよくわからないのですが、ブログを見てびっくり。以下、引用です。


新型コロナウィルス感染症予防のため、釧路芸術館では下記の予定を中止することといたしました。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますようどうぞよろしくお願いします。

●展示室
2月29日(土)14時~(約30分) ギャラリーツアー「高坂和子の世界」
3月7日(土)14時~(約30分) ギャラリーツアー「ワカリタイ ゲンダイビジュツ」

●フリーアートルーム
3月3日(火)大人の家庭科「稲わらでつくる祝亀」(*延期します)
☆3月7日(土)~8日(日)釧路東高等学校 美術部東彩展・書道部鳳翔展・写真部写真展
☆3月14日(土)~15日(日)令和元年度 湖陵展

●アートホール
2月29日(土)10時~、14時~ アートシネマ館「黄金のアディーレ 名画の帰還」
3月5日(水)11時~ ミュージアムセミナー「名画は語る」
☆3月7日(土)第25回ドリームランドコンサート
☆3月15日(日)江差追分コンサート
☆3月25日(水)天満敦子 無伴奏ヴァイオリン・コンサート

☆がついている催しは貸館事業です。お問い合わせは直接主催者へお願いします。



 続いて、道立函館美術館



 このほか、2月29日の「ハコビでお茶会」も中止になりました。


 北網圏ほくもうけん北見文化センター美術館ですが、3月10日(火)~15日(日)の道展移動展が中止になりました( http://business4.plala.or.jp/bunsen21/art.html#d )。
 これは60年以上に及ぶ道展北見移動展の歴史で、初のことではないでしょうか。


 網走の道立北方民族博物館も、3月中の行事の中止が決まっています( http://hoppohm.org/kanri/corona/corona0224.pdf )。
・3/7(土)講習会「チルカット織り」次年度に延期
・3/8(日)講座「トリンギットの文化と環境」中止
・3/14(土)はくぶつかんクラブ「北方民族の太鼓をつくろう」次年度に延期
・3/22(日)講座「日本とアラスカ先住民の歴史」次年度に延期


(この段落追加) 苫小牧市美術博物館も2月末と3月中の催しに中止があります( http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/hakubutsukan/gyoji/202002.html )。ただし、7、8、21、22日に開催予定の企画展の展示解説会は休まないとのこと。


 道立旭川美術館網走市立美術館市立小樽美術館については、いまのところ、中止・延期の情報はありません。


 道立帯広美術館は前述の通り。
 ●2月29日(土)14時~ ギャラリー・ツアー【中止】
 ●3月 1日(日)14時~ プレミアム鑑賞会【中止】


 情報が入り次第、追加していきます。

 
 国立の美術館、博物館に対し、文部科学相が休館を要請しています。 

 水際作戦に失敗したことに対する陳謝も反省もないまま、国民に大きなイベントを中止・延期するよう要請する政府って、すごいなと思います(ほめてない)。
 イベンターや飲食店などに対する保障や低利融資などの政策は全く聞こえてきません。


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