北海道美術ネット別館

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■内海眞治個展「万華郷」 (2019年3月12~17日、札幌)

2019年03月15日 14時52分35秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 内海眞治さんは砂川に「浮浪工房」を開いているユニークな陶芸家です。
 昨年、札幌の同じ会場で開いた個展の題は「ぼくのどうぶつえん」(昨年の様子はこちら。ぜひご覧ください。)でしたが、今年もカラフルに色づけされた想像上の鳥や動物が所狭しと会場を埋め尽くしています。
 とにかく楽しい気分になれます。
 昨年も書いた通り、手にとってみると、驚くほど軽いです。

 素材にこだわりがないのも内海さんの特徴で、色ガラスや金属などもどしどし使ってオブジェにしています。

 今回は一部の器に金を用いています。
 金色が光って豪華な装いです。

 カップ類の脚のほか、全身が金のカエルもいました。

 内海さんによると、以前は金の扱いは難しかったそうですが、近年はフェルトペンのように塗って着彩できるタイプのものが登場し簡便になったとのこと。


 今回の展示で初登場したのが、既製品の白い皿やカップに釉薬で色をつけた作品。
 「えっ」と思いましたが、考えてみれば、ピカソが絵を描いた皿だって、作った職人が誰かなどということはほどんど後世に伝えられていないわけで、同じことなのかもしれません。

 ただし、既製品の陶磁器は表面がつるつるしており、そのままでは絵付けがままなりません。
 表面のガラス質は、一般的な焼成温度よりも低い温度で溶け出してしまうそうです。
 そこは内海さんなりの試行錯誤がいろいろとあったようです。


 今回は、浮浪工房に通ってきている「Natsu.」さんの作品も同時展示しています。

 内海さんの陶のオブジェを使ったアクセサリーや、ネックレス、自ら染織したバッグなど。

 画像は、流木を使ったオブジェ。
 砂川は内陸なので、わざわざ石狩市浜益の海岸まで拾いに行ったそうです。


2019年3月12日(火)~17日(日)午前10時半~午後6時半(最終日~5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)


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