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毎日新聞「書の世界」が、創玄展での北海道勢の活躍を特筆

2013年03月18日 23時26分10秒 | 新聞などのニュースから
 先週の話題で恐縮だが、毎日新聞に毎週連載されている「書の世界」が、3月15日夕刊(道内は16日朝刊)で、創玄展を取り上げていた。
 創設者の金子鷗(鴎)亭が渡島管内松前町出身で、現在の幹部中野北溟さんが留萌管内羽幌町の焼尻島出身ということもあり、もともと道内関係者の多い団体なのだが、今回の「書の世界」では、わざわざ「北海道の書人の健闘が目立つ」と書いているので、ここに関係部分を引用したい。

(前略) 第49回創玄展が17日まで、国立新美術館(東京・六本木)と東京都美術館(同・上野公園)で開かれている。創設者の金子鴎亭が「私たちの生活の中で感動した言葉を書にしましょう」と訴えて以来、とりわけ詩文書の分野で現代の書を牽引けんいんしてきた。しかし、「文字の造形面を重視し過ぎて線が荒れた」「古典の学習にもう少し力点を置こう」といった意見もある。確かに、幹部書人の間には正統的な学書について「範を示そう」という気持ちがあるようだ。では、現状はどうか。

 中野北溟さん「玄中玄」▽関正人さん「随流去」▽石飛博光さん「〓戎鴻緒」−−など大幹部の風格が印象に残る。とりわけ、大井錦亭さん「妍艶」のはつらつとした書線の魅力的なこと! 書人の精神の躍動ぶりが伝わる。

 文部科学大臣賞に輝いた今江美登里さん「たんぽぽ……」はキリッとした細線が効果的に詩情を醸し、表具の工夫もすばらしい。

 北海道の書人の健筆が目立つ。大川壽美子さん「おもかげ」をはじめ、辻井京雲さん、鈴木大有さん、小林融之さん、島田無響さん、平田鳥閑さんなどが強いメッセージを放つ。

 同展は「G80」という制度を導入した。80歳以上の参加費用を軽減し、「社会生活での充実を手助け」する趣旨だという。行方を注視したい。

〓は、糸へんに贊(賛の正字)。纘


 以前も書いたが、毎日新聞は、書道に関する記事が、他紙よりも多い。朝日なんか、ほとんど載らない。
 それに対し、毎日は、毎日書道展という全国最大規模の書展を抱えているせいか、記事が多い。
 毎日新聞には、他紙にはいない「書道担当」記者が存在する。
 桐山正寿記者は、中央の書壇だけではなく、北海道にも目配りを怠らない。
 ほかの音楽や演劇、美術に関しては、どの新聞の文化部記者も首都圏が中心で、まず北海道のことなぞ気にかけてくれないのが現状だ。
 桐山記者の活躍にあらためて拍手をおくりたいと思う。



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毎日新聞文化欄「この1年 書」から。道内の書展をきちんと全国の書の動向の中で位置づけている文章=2009年
ことしの「この1年 書」(毎日新聞)=2010年

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