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神田日勝記念美術館の2018年のスケジュール

2018年05月03日 20時46分00秒 | 道内美術館の日程
 神田日勝記念美術館から本年度のスケジュールをいただきました。
 ありがとうございます。

 独立展北海道会員鹿追展(4月15~21日)は、すでに終わっていますが、それ以降の展覧会は次の通りです。

・第1期常設展 コレクション展 ―新収蔵品紹介― 4月24日~5月27日(日)=1階展示室、4月24日~6月10日(日)=2階展示室

・鈴木秀明の世界=5月29日(火)~6月10日(日)

・開館25周年記念展 ≪室内風景≫を巡る、これまでとこれから=6月12日(火)~9月2日(日)

・音の錦絵―絵師たちの見た洋楽器=8月18円(土)~9月2日(日)
※会場は隣接の町民ホール

・第24回 馬の絵作品展
・開館25周年記念事業 絵画感想文コンクール
いずれも10月2日(火)~9日(火)、※会場は町民ホール

・第2期常設展 神田日勝が描いた牛、馬、人物=1階は9月4日(火)~、2階は10月30日(火)~、いずれも来年4月中旬

・牛の足音 ―冨田美穂 牛の木版画展―=9月4日~10月14日(日)

・蒼野甘夏 日本画展=10月16日(火)~28日(日)


 注目は、≪室内風景≫でしょうか。
 この作品は、神田日勝の代表作ですが、北海道美術の歴史に残る作品でもあるため、道立近代美術館が所蔵しています。
 神田日勝記念美術館はこれまでも何度か同作を借りて企画展を開いてきました。
 また、この新聞紙の壁に囲まれた狭い空間にすわる人物という異様な光景を、何をもとに着想してきたか、館は調査を進めてきています。その調査と研究の成果が明らかになった展覧会になっていると思います。

 なお、ギャラリーツアーが6月23日と8月4日に、美術講座が7月29日に、それぞれ予定されています。

 また、鈴木秀明さんは新道展の画家、冨田美穂さんはリアルに乳牛を描写する木版画家(オホーツク管内小清水町)、蒼野甘夏さんは札幌の日本画家です。
 これまでは、神田日勝と同じ所属先である全道展や独立美術の画家、あるいは十勝の画家を取り上げることが多かった同美術館ですが、今回は3人ともそのカテゴリーに当てはまりません。冨田さん、蒼野さんは若手から中堅で、美術館の攻めの姿勢を感じます。


 神田日勝記念美術館は、十勝管内鹿追町東町3-2。
 月曜休み(祝日は開館)、祝日の翌日休み(土日が重なる場合は開館)。年末年始(12月30日~1月5日) 休み。
 午前10時~午後5時(入館受け付けは4時半まで)。

 一般520円(460円)、高校生310円(260円)、小中生210円(150円)。かっこ内は10人以上の団体割引。
 福原記念美術館との共通入場券は一般600円、高校生300円、小中生200円

kandanissho.com/

2017




・帯広駅前バスターミナルから拓殖バスで「神田日勝記念美術館」降車 徒歩2分
・JR新得駅から拓殖バスで「鹿追町役場前」降車、徒歩5分


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