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茨城の最北へ―KENPOKU ART 2016年遅い夏(4)

2016年10月01日 08時33分16秒 | 道外の国際芸術祭
(承前)

 さて、以前の記事で述べたとおり、茨城県北芸術祭(KENPOKU ART)を見るにはレンタカーが欠かせない。

 筆者はトヨタレンタリース日立駅前店で小型車を予約していた。
 茨城県内のトヨタレンタリースで、県北芸術祭のパスポートを提示すると、2割引きになるからだ。(pdf → http://toyota.r-ibaraki.co.jp/rental/campaign/image/kenpoku/kenpoku.pdf

 せっかくだから芸術祭を応援している会社を応援したいと思うのが人情なのだ。
 応対も気持ちよく、このお店で借りてよかった。
 




 あいにく、この日は、会場のひとつである日立シビックセンターが休み。
 せっかく日立に泊まったのに、作品を見ることができない。

 少ない時間で効率的にたくさん回るためには、高速道路を活用するしかない。
 会場が点在する県北地域の高速道といえば、常磐道である。

 日立道路という短い有料道路を経由して日立中央インターチェンジ(IC)から一気に北茨城ICまで北上した。

 それから国道6号を北上する。
 案内の青い看板を見ると、複雑な思いにかられる。
 この道路を通って仙台まで行ける日は戻ってくるのだろうか。
(言うまでもなく、この国道は、福島第1原子力発電所のすぐ近くを通っている)

 北茨城市のなかでも北の方にある、五浦いづら地区へ。

 ここは明治期、岡倉天心と日本美術院の画家たち(下村観山、横山大観ら)が東京を一時引きはらい、雌伏の時をおくっていた海沿いの村として知られる。

 岡倉天心は東京美術学校(現東京藝大)の初代校長であり、「茶の本」「東洋の理想」などを英語で書いた(彼には日本語の主著がない)国際派の知識人であり、日本の近代美術のレールを敷いたひとりといってもいいだろう。
 とはいえ、ここは彼と日本美術について論じる場ではない。

 彼が設計したといわれる六角堂を見たかったのだが、月曜は休みであった。残念。2011年の津波で流され、やっと再建されたと聞いていたのだが。
 堂の内部には、特徴ある木彫で知られる須田悦弘の作品が展示されている。見たかった。

 天心の墓所があった。
 染井墓地あたりから分祀されたようだ。

 由緒ある土地なのだが、車の窓からは、ドライブインや温泉施設の廃墟ばかりが目に付いた。
 東北3県に比べるとあまり知られていないが、ここらへんも東日本大震災の被災地であり、観光客離れも大きかったのだと推察される。

 天心記念五浦美術館は、広い駐車場をそなえた立派な建物だった。

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