北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

■22時の庭 秋山知子彫刻展 (2015年6月1日~27日、札幌)

2015年06月25日 19時12分18秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 秋山知子さんは札幌在住の彫刻家、道展会員。

 1963年生まれで、道教大を卒業。年譜によると、個展は、大同ギャラリー(93年、97年、2001年)、札幌市資料館(98年)、喫茶HANA(2000年)、STV北2条ビル・エントランスアート(2004年)と、これまで6度開いており、今回は実に11年ぶりとなります。

(ちなみに、この年譜には、1988~93年に毎年、さいとうギャラリーで「女流彫刻家展」なるものが開かれていたなど、筆者が知らなかった事項が載っています。89~97年に隔年で開かれた「BAKUHOUSE」展=札幌時計台ギャラリー=は、ぎりぎりで記憶があります)

 比較的写実的な頭部像「夜の顔」をのぞけば、秋山さんの作品らしい、アルカイックとか古拙とでも評すべき、ほのぼのとした味わいを感じさせる人物像が多い。
 子どものような表情や、デフォルメされた線が、どこか落書きのような味わいをただよわせているようです。

 いちばん大きな作品は「宙」。
 大人が頭で、宙返りしている子を支えているというさまを、彫塑にしています。
 かなりアクロバティックな情景なのですがなんだか牧歌的なムードすらあります。
 よく見ると、上の子は直線が多く、下の大人は曲線が主体でつくられているようです。
 そして、全体がすこし右に傾き、作品全体と空間に、動きをあたえています。

 作者の、彫刻そのものに対する、あるいは、人間に対する、信頼感のようなものが、作品の底部を支えているようで、見ているとホッとします。

 ほかに、ブーケを抱いた女性像「花束」、頭部の上にちいさい人間が両腕を掲げて立っている「呼ぶ声」、レリーフの「ハート」「こもれび」などが展示されています。


2015年6月1日~27日(土)午前11時~午後8時(最終日展示~午後3時)、土曜は正午~午後5時、日休み
喫茶いまぁじゆ(札幌市中央区北1西18)

秋山知子展 「しずかにわたす」(2004)



・中央バス、ジェイアール北海道バス「道立近代美術館前」から約200メートル、徒歩3分

・地下鉄東西線「西18丁目駅」から約370メートル、徒歩5分

・ジェイアール北海道バスで札幌駅前から「54 北5条線」に乗り、「開発建設部前」から約370メートル、徒歩5分。終点「長生園前」から約470メートル、徒歩7分
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