北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

画家の花田和治さん(札幌)、死去

2017年04月27日 07時40分00秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2017年4月27日付「おくやみ」面、札幌市西区の項に載っている花田和治さんは、道内を代表する抽象画家のひとり、花田和治さんではないかと思われます。72歳でした。

 花田さんは東京藝大卒。
 雑駁な要素をそぎ落とした明快な構図のカラーフィールド・ペインティングの抽象絵画で知られ、2012年には道立近代美術館の企画で個展『FANTASY 花田和治の色と形』も開かれました。

 1977年、「北海道現代作家展」の旗揚げに、国松明日香さんや佐々木徹さんらと参画。80年には道立近代美術館で第3回展をひらいています。この展覧会は88年まで継続され、当時の道内の現代アートを牽引する大きな存在となりました。
 1984年、札幌で創刊された「美術ノート」誌の創刊号では、国松明日香さん、吉田豪介さんらと座談会に出席し、道内の美術状況について語り合っています。
 また、1990年から96年まで毎年開かれ、90年代を代表するグループ展のひとつ「10人空間展」のメンバーでもありました(上野憲男、大井敏恭、岡部昌生、国松明日香、渋谷栄一、花田和治、堀内掬夫、矢崎勝美、レスリー・タナヒル、渡会純价の10氏)。

 一見、シンプルすぎる画面ですが、これほど少ない要素で画面を成立させるには、かなりの力量が必要であることは明白です。

 ただし、あまり健康なほうでなかったためか、97年にぎゃらりーどらーる、98年にさいとうギャラリーで個展を開いた以降は、発表の回数もそれほど多くなく、筆者はそれほど作品に接する機会を持てなかったことが残念です。

 下のリンク先にあるとおり、札幌時計台ギャラリーのビルの地下に向かう階段の壁画がよく知られています。

 ご冥福をお祈りします。



札幌時計台ギャラリーにある花田和治さんの壁画
花田和治さんの「サンサンロード」(釧路)

【告知】特別展 気象と芸術 空もよう・色もよう・心もよう (2013)
花田和治自選展 (2008年)
下町のコレクション展2(07年)
花田和治展(2005年)
『北海道』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
« 4月26日(水)のつぶやき その2 | トップ | ■安栄容子日本画展 はるかぜ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

情報・おしらせ」カテゴリの最新記事