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続き・西興部、滝上へ。2021年7月31日は1カ所

2021年08月04日 08時07分01秒 | つれづれ日録
(承前。この記事は、一時誤って、途中で公開状態にしていました。あらためてアップします。)

 「森の美術館 木夢(こむ)」の話は別項で書きます。

 西興部を去る前に、セイコーマートに立ち寄り、飲み物を買い込みました。
 役場のすぐ近くがスキー場とキャンプ場になっています。

 ここから道道137号遠軽雄武線で帰ることにします。
 興部―西興部間の、人の気配の少なさに驚いていた筆者ですが、こちらの沿線も、びっくりするほど家や建物がありません。
 すれ違う車も数分に1台あるかないか、です。



 低い峠を二つ越えて、滝上町に入ります。
 士別に向かう道道との三叉路附近に、北見札久留簡易郵便局の廃墟がありました。こちらによると1997年に廃止になったようです。


 近くの札久留さっ く る 小学校も閉校していました。
 あとで調べたら、ここは童話作家の加藤多一さんの母校なんですね。

 このあたりから滝上町市街地までは牧草地や家が続いています。

 滝上町では展示はなく、野外彫刻を見て回りました。
 事前に調べていたもののうち、3点を確認することができました。
 ただし
 「管野正勝氏之像」
 「谷田正敏氏之像」
の2点は所在がわかりませんでした。
 他日を期したいと思います。

 冒頭画像は、上の2点の胸像があるという情報のあった滝上芝ざくら公園です。
 シバザクラは5月中・下旬が見頃で、この斜面も一面ピンク色に染まります。
 しかし、当然ですが、真夏に訪れる人はまったくいません。


 ふたたび道道137号遠軽雄武線に入る前に、国道沿いの道の駅で、シバザクラとバニラのミックスソフト(350円)を食べました。
 おいしいのですが、あまりの暑さで、車に戻る前に、とけて流れ出す始末です。

 なお、この「道の駅」の庭に、野外彫刻といえばいえるモニュメントが1基ありました。

 さらに、ことし3月に移転した滝上中学校の旧校舎の庭で、思わぬ発見がありました。

 いずれも、別項で書くことにします。

 別項で書く予定をあらためてまとめると、西興部で見た「木夢」と熊谷さんの展示。
 野外彫刻・モニュメントについては、興部公園の1基、滝上町で、既知の胸像、立像、レリーフが各1基、未知のモニュメント1基、校庭の発見で、計6本。
 あわせて7本の記事を順次アップする予定です。 


 なお、オホーツク管内では、北見の市街地に1基、同市上ところ地区に1基、同市留辺蘂地域のかなりへんぴな場所に2基、清里町と美幌町に数基ずつ、遠軽町に1基、未見の野外彫刻があるということを、つかんでいます。
 網走、紋別、湧別、佐呂間、訓子府、置戸、小清水、斜里、大空はほぼコンプリート。津別、西興部、雄武には無しとみています。

 管内コンプリートまで、もうちょいです。


 横に長い滝上町市街の、東側(紋別寄り)の濁川地区に、旧国鉄渚滑線の濁川駅の駅舎が残っていました。

 このあたりも林業で栄えたマチの雰囲気が残っています。
 小学校や駅前旅館が健在です。

 道道137号遠軽雄武線はここから遠軽町社名淵まで40キロ以上、ひたすら山の中を通ります。
 案外カーブが多く、半分以上が40ないし50キロ制限区間になっています。

 地図には「中立牛」「上古丹」といった地名が記されていますが、空き家がちらほらある程度です。中立牛には農家があり、2017年国勢調査では人口が19人になっています(上古丹は無人)。
 どちらも紋別市内。
 紋別も市域が広いなあ…。

 社名淵から遠軽町市街地までは10キロほどです。

 40キロの間、人家が数軒ですれ違う車が6、7台。
 道東のさびしさを肌で感じた夏の日でした。



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