北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

2018年10月8日。赤平→滝川→新十津川→美唄→札幌

2018年10月11日 14時38分56秒 | つれづれ日録
 8日は体育の日。

 赤平アートプロジェクトが最終日を迎えるとあって、整備工場から帰ってきたばかりの自家用車で出かけてきました。
(すでに三つの記事で紹介済みです。その3その2「祭太郎作品」その1「上遠野敏作品」

 7月にオープンしたばかりの「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」ものぞいてきました。


 こぢんまりした建物で、入場無料。
 ただ、ガイド付きツアーは有料とのことで、このへんは妥当だと思いました。
 筆者は申し込みませんでした。

 中にあった年表によると、石炭の搬出が最盛期だった1961年には、赤平駅の貨物取扱量が大阪の梅田駅を抜いて全国一になったのだそうです。すごいね。

 コープさっぽろに車を止めて(ちゃんと買い物もしました)、赤平の街中を少しだけ散歩。


 さて、札幌芸術の森美術館で始まった「五十嵐威暢の世界」展を見て、にわかにこの作家に興味がわいたので、せっかく空知中部に来たこともあり、ゆかりの作品や施設を見て回ることにしました。

 1カ所目は、滝川市の「一の坂西公園」にあるモニュメント「Dragon Spine」。
 高さ21メートルもあるそうです。
 詳細は別項で


 この後、北電公園というところに「開基百年記念塔」なるものが立っていると聞き、行ってみましたが、立ち入り禁止になっていました。
 札幌市の野幌森林公園にある記念塔の存廃は話題になっているのに、滝川のほうはあまり知られていないように思います。


 続いて、新石狩川橋を渡って、新十津川町吉野にある「かぜのび」へ。
 新十津川町市街から石狩市浜益区へ向かう国道沿いにあります。新十津川町市街からは車で20分ぐらいでしょうか。
 2013年まではバス路線があったようですが、現在は車がないとほぼ、到達不可能な場所です。

 閉校した小学校を改装してできたこの施設には、五十嵐威暢さんの巨大な作品や彫刻が収蔵されています。
 200円。
 冬場は休みのようです。
 五十嵐さんのファンならぜひ行くべきでしょう。アート好きな人もどうぞ。
 ゆったりとした時間が流れているところです。


 国道を戻って滝川市内を通過し、滝川インターから道央道に乗り、美唄で降りて「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」へ。
 女性4人によるグループ展「Nonlocality」を見ました。14日まで。

 ここはもう10回は来ていると思いますが、何度来ても心が落ち着く、良いところです。
 来るたびに、これまで目に入らなかった彫刻作品の存在に気づきます。

 小春日和の夕方、雪虫がたくさん飛んでいました。


 美唄市東明のガソリンスタンドで給油し、美唄インターチェンジから三たび道央道に乗りました。

 札幌ではギャラリー犬養に立ち寄り、森本洋子さんの写真展などを見ました。


 この日は4カ所。
 これで10月は累計23カ所になりました。
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■赤平アートプロジェクト2018・その3 (9月8日~10月8日)

2018年10月11日 08時05分00秒 | 展覧会の紹介-現代美術
(承前)

 さて、順番が前後してしまいましたが、赤平アートプロジェクトは、冒頭画像の立て抗の向かい側にある「坑口浴場」で開かれていました。
 「その1」で紹介した「住友赤平立坑」のネオンサインが、建物の上に取り付けられていた場所がわかると思います。

 立て坑は、ごらんのように巨大な建物で、赤平のランドマークともよべるものだったようです。



 会場は、こんな建物です。
 頑丈そうです。

 入り口から入ると、まず小さなくす玉がつり下がっていて、その次の廊下に、その1で紹介した「石炭ガラガラ」がありました。




 吉岡優さん「追憶」。
 女性用浴室(男性用に比べて小さい!)に設置されていたビデオインスタレーション。




 斉藤靖則さん「空知の炭鉱遺産模型群」。
 元北炭の炭鉱マンが作った模型で、ずいぶんたくさんありました。

 画像は「住友赤平炭鉱立坑櫓」と「旧北炭幌内変電所」。
 後者(右)は、以前、このそらち炭鉱の記憶アートプロジェクトの会場になった建物だと思います。



 佐々木のぞみさん「炭鉱マンとぱしゃり」。
 いわゆる顔ハメです。
 インスタグラムに、ハッシュタグ「 #赤平アートプロジェクト 」をつけて投稿してもらおうという、いかにも2018年的な作品。

 

 つぎの画像は、高丸勝義さん「炭鉱生活・昭和レトロ」。
 家電や生活雑貨を陳列したもの。

 なにせ、平成初期まで活動していた炭鉱であり、それを踏まえた展示なので、レトロといってもかなり新しい感じがします(単に筆者が年を取っただけのことなんだろうけど)。
 塊炭飴の缶が置いてありましたが、これなんて今も同じデザインで売っているんじゃないかな。



 渡邊俊介さん「湯気になってのぼる」。

 上遠野さんの「閉山から二十四年。苔の生すまで」と「苔地蔵」のあいだの浴室にありました。
「汚れを落として家に帰る人々を、立ちのぼる湯気に見立てた」
とのことです。

 炭鉱のお風呂というのは、重要な存在であることはいうまでもありません。
 当時、日本人の多くは、毎日なんて風呂につかっていませんでしたし、内風呂のない家庭もたくさんありましたが、炭鉱マンはなにせ坑内で真っ黒になるので、風呂に入らないことには、家に帰れないからです。

 そんなことをあらためて考えさせるインスタレーションの大作です。


 このほか、吉田奏子さんのランプシェード「炭鉱の灯り」、徐敏さんの「光」、坂元あかりさん「灯火」も展示されていました。
 また、立坑施設のとなりに今春オープンした「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」では、吉永久乃さん「あかびら、境界にたつ炭鉱」が展示されていました。


2018年9月8日(土)~10月8日(月)の土日祝日、午前10時~午後4時
旧住友赤平炭鉱坑口浴場 赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設

□赤平アートプロジェクト2018 https://sora-coal-art.info/
□赤平アートプロジェクト2018のtwitter @soratan_ap


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10月10日(水)のつぶやき

2018年10月11日 01時48分17秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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